2015年05月18日:スキャナー機種決め 2015年05月19日:スキャナー発注 2015年05月20日:突然の破局 [;_ _] 2015年05月21日:何重にも難渋..[;_ _][;^.^] 2015年05月22日:スキャナー購入 2015年05月23日:国会図書館/太田記念美術館/中野リトルハイ/高円寺 2015年05月24日:世田谷美術館/国立西洋美術館目次へ戻る 先週へ 次週へ
某資料を某氏に発送(← 意味不明で、すまん。[;_ _][;^.^])
OAナガシマ(浜松西インター店)に、EPSON GT−X830の納期確認を依頼する。明日以降に回答が来る。価格は298ぐらいになりそう。カカクコムで調べると、通販で探せば数千円は廉く買えるが、その程度の差しかないのであれば、リアル店舗の対面販売の方がいい。
風邪は、ほぼ収まってきた。咳も大体、鎮まってきた。
目次へ戻るOAナガシマ(浜松西インター店)から電話。メーカー在庫ありとのことなので、即発注。入荷したら連絡するとのこと。土日は浜松にいないので、金曜日までに入るといいなぁ..
(この2日間、テキスト量が極端に少ないのは、一週間全体のバランスを取っているからです。[;_ _] ..ほんとだってば![;^.^])
目次へ戻るそもそも、6月13日(土)には、下記の予定を入れていたのである。
■九州大学芸術工学部フィルハーモニー管弦楽団 第45回定期演奏会
アクロス福岡 福岡シンフォニーホール(13時開場:14時開演)
指揮:尾崎 晋也
リムスキー・コルサコフ/「皇帝の花嫁」序曲
エネスク/ルーマニア狂詩曲第2番
サン=サーンス/交響曲第3番「オルガン付き」
..なんでわざわざ博多まで行くのかというと、指揮者の尾崎氏と懇意にさせていただいており、このコンサートの「アンコール曲」について、いろいろ相談を受けていたからである。相談相手といっても、氏が繰り出してくるアイデアに対して相槌を打ったり、コメントしたり、という程度ではあったが..とにかく、長い時間をかけて用意された(本プロを食いかねない)「驚天動地の」アンコール曲なのである!
これは、聴きにいかなければならない!
そして、どうせ博多にいくのなら(先年、いちど遊びに行っているので、多少の土地勘はあるし)、2泊3日で観光しよう!、と、12日(金)に有休を取得して、ルンルン [^.^] していたのである。
それなのに..ああ、それなのに..今日(5月20日)になって、こんな情報が飛び込んできた! [;*.*][;*.*][;*.*]
■江口寿史先生×吾妻ひでお先生トークイベント〜『江口寿史の正直日記』(河出文庫)刊行記念〜
日時:6月13日(土)午後7時〜
会場:西武池袋本店別館8階 池袋コミュニティ・カレッジ コミカレホール
参加チケット:1,000円(税込)
(ちなみに、あなたがこれを読む頃には、とーーーっくに、チケット、完売である。)
この情報をツイートした(このイベントを企画した)A女史に、私の苦しい状況(このイベントを絶対に聴きに行きたいのではあるが、さりとて、午後の博多でのコンサートも、絶対に聴かなければならないのだ..)を訴えたら..「(倉田さんの)アズマニアとしての真価が問われるときがきましたね…」、という、冷ややかな [;^.^] リプライ..[;_ _][;_ _][;_ _]凸(言外に、「当然、コンサートなどキャンセルして、こっちに来るんだろーな!」、と..)..軽い殺意を抱いたことは、白状しておこう。[_ _](← 0.3〜0.5秒ぐらいのことですよ。[;^.^])
こうなったら、もう、仕方がない。
コンサートが何時に終わるのかはわからないが(今回は、アンコール曲を最後まで聴かなければ、意味がないのだ)、福岡空港から羽田までのANA便(16:35発)を、勇気の人差し指でポチッた。アクロス福岡から福岡空港まで非常に近いので、コンサートが長引かない限り、乗れる可能性が高い。(乗り遅れるリスクも、この際、織り込み済みである..)そして、いっさいのトラブル(悪天候など(霧も含む))が発生しない場合に限り、18:20に羽田に着く。そこから、羽田空港18:41発の京急に走り込めれば、池袋に19:27に着く。トークイベントの「後半」に間に合う(可能性がある)..現時点で、やれるだけのことはした。あとは、当日の運次第だ..[;-人-][;-人-][;-人-](池袋では、人ごみの中を全速力で走る予定である。準備運動もしておくが、当日、そのあたりに居る人々には、あらかじめご迷惑をお詫びしておく。[_ _][;^J^])
これにともない、今週末の予定も組み替えを余儀なくされた。5月23日(土)には高速バスで上京し、午後から、国会図書館でT氏関連調査と資料のコピー、現代マンガ図書館に寄って要件ひとつ片付け..と、予定していたのだが、23日の10時から、池袋のリブロで「江口寿史先生×吾妻ひでお先生トークイベント」のチケット販売開始である。電話予約は(つながらない可能性が高く)危険である。サービスカウンターに直接出向いて並ぶ方が安全確実..というわけで、購入済みだった5月23日7:00浜松駅発の高速バス(渋谷新宿ライナー浜松2号)をキャンセル。7:19浜松発のひかりで上京することにする。
尾崎氏に終演時刻をメールで問い合わせていたのだが、15:40頃の見込みだとの返信あり。これなら飛行機に乗るほうは、間に合いそうだが..もちろん、当日、何があるかわからない。(地下鉄で人身事故でもあったら、アウトである。)
人事を尽くして、天命を待つ..[;-人-][;-人-][;-人-]
目次へ戻る「江口寿史先生×吾妻ひでお先生トークイベント」の企画者のA女史から、某提案。ありがたい [_ _]。ありがたいのだが..交換条件付きである [;_ _]。これがなかなかきつくってさぁ..[;_ _][;_ _][;_ _] ..鬼女か。[;^.^]凸
OAナガシマより、発注していたスキャナーが入荷したとの連絡。すぐには触っている余裕がないが、いつまでも販売店に寝かせておくのはよくないので、できるだけ早く買いに(引き取りに)行かなくては..
もうひとつの重たい案件。(現時点では内容は言えないのだが)T氏関連企画のネタ出しというか、方針決め。難渋する。難渋する..A女史からの無茶振りもあるので、一方に行き詰ったら、もう一方に切り替える..これは、複数の案件を並行処理するときのコツのひとつでもあるのだが(気分転換と視点転換により、「効率アップ」「新アイデアの降臨」が期待できるのである)、今回の場合、どちらも行き詰って、びくとも動かないので、切り替えるたびに落ち込み、完全な逆効果..デススパイラルに沈んでいく..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]
目次へ戻る快晴。朝からT氏関連プロジェクトに着手。考える部分ではなく、手作業(要は、エクセル作業)だけである。(仕事前から、落ち込んでられるか。[;^.^])
残業は30分程度で切り上げ、OAナガシマへ。GT−X830を購入し、これまで長年使い込んできた、同じくEPSONのGT−9400UFを引き取ってもらう。(お疲れさまでした [_ _][^J^]。これまで、本当にありがとう..[/_;][/_;][/_;]/~~~)とはいえ、帰宅してからも、スキャナーの開梱をしている暇はない。T氏の作品群に改めて目を通すが、基本方針が、定まらない..
目次へ戻る曇天。6:30に自宅を発ち、ひかりで上京。9:00過ぎに池袋に着き、10:00まで、リブロ池袋のシャッター前で読書 [;^.^]。10:00に開店、数分後に無事にチケット購入。10人目ぐらいだったかな。(このサービスカウンターに到達するための入り口が、複数箇所あるのだ。)
さっさと池袋を離脱して、メトロで国会図書館へ。10:50着、12:50離脱。予定していたコピーは全て取得できた。引き続きメトロで(池袋に戻る方向になるが)江戸川橋へ。まず昼食。例によって麺珍亭。10人ほど学生が並んでいた。13:20に列に付き、13:45に入れた。もちろん、油そば。14:00、現代マンガ図書館。今日は、古雑誌(7冊)の寄贈のみである。すぐ退出して、メトロ副都心線で明治神宮前へ。
14:40、太田記念美術館。「広重と清親−清親没後100年記念」である。この展覧会に気がつくのが遅れたので、既に後期展示。(さらに言うと、会期は5月28日(木)までなので、あなたがこれを読む頃には、もう終わっている。[;_ _][;^J^])
これは、期間限定特別展示。(会期は5月28日(木)までなので、あなたがこれを読む頃には、もう観られないのだが(← 何度も書かなくてもよろしい。[;_ _][;^J^]))葛飾応為の「吉原格子先之図」。私のアンテナには引っかかっていなかったのだが、北斎の娘、お栄(画号:葛飾応為)を主人公としたアニメ「百日紅 〜Miss HOKUSAI〜」(原作:杉浦日向子)が5月9日より全国ロードショーらしく(もう、終わってるのかな?)、それの関連企画。光と影の強烈な対比が、目を奪う。見飽きない絵である..
広重も清親も、馴染みも馴染みの方々で、本物を何度も観ているし、画集も何冊ももっているし、代表作(あるいは観るべき作品)は山ほど展示されているし、で、何をピックアップして紹介すればいいのかわからない。[;_ _](よくある状況である。[;^J^])だから、以下は、たまたま(瞬間的に)何かが引っかかって、作品リストにチェックを入れた作品だけ。必ずしもこの展覧会のベストセレクションというわけではない。
歌川広重を2点。左図は「名所江戸百景 四ツ木通用水引ふね」、この、藍ぼかしの流れの美しさ! 右図は「木曽海道六拾九次之内 洗馬」。これも、見飽きない。私が一番好きなタイプの風景画である。水と陸地(そこは荒れ地とも豊かな緑地とも見えるが)、樹木と月と空、自然と人間(の営為)のバランスが、完璧である..
左図は、小林清親の「武蔵百景之内 隅田川水神森」。楽器は当時大流行していた月琴。超巨大津波のごとき雲の迫力に、目を奪われる。右図は歌川広重の「名所江戸百景 月の岬」。明らかに、宴席がはねたあとであり、後かたづけをしているシルエットが見える。この寂寥感がまた、なんとも味わい深い。
左図は、小林清親の「武蔵百景之内 品川見越ノ月」。おそらく、前記広重の「月の岬」にインスパイアされている。個人的には「月の岬」の方が好きなのだが、とにかくこの作品は、その技巧に魅了される。そして、右図、歌川広重の「名所江戸百景 亀戸天神境内」は、格別に惹かれた作品というわけではないのだが..背景の空がおかしいと思わん? 太鼓橋の下だけ青くて、その外側(上側)は白いのである。アシへの指示忘れ、編集のチェックもれとしか見えず、締め切り間際(というか恐らく既に締め切りをとっくに過ぎている)修羅場が目に見えるような..← だから、マンガじゃないってばっ! [;^.^]
当たり前だとは思うが、外人客が多い。16:20に退出。引き続き、JRで中野へ。中野ブロードウェイ4Fの中野リトルハイに、17:00着。「諸星大二郎展」の初日である。(6月8日まで。これなら、この日記を読んでからでも、まだ間に合うかな?)ちなみに、野暮な指摘をさせていただくと、「諸星大二郎展」か「諸星大二郎 原画展」か、表記がブレている。[^.^]
「諸星大二郎 マッドメンの世界」(河出書房新社)発売記念である。発売日は明後日なのだが、先行発売で購入できた。これは..大変な好著である。「マッドメン」のファンであるあなたは、必ず買わなくてはならない。必ず買わなくてはならない。ついでに、会社でこれを着て仕事をすると大顰蹙を買うこと必定の「ヒルコTシャツ」や、(これはそこまでは顰蹙を買わないと思われる)「ムルムルTシャツ」なども購入。
この原画展を企画したA女史と立ち話。(前から気になっていたのだが、この人は、自分が編集した書籍の営業・販促・関連イベントのプロデュースまで手掛けているのだ。出版社の編集者って、そこまで業務範囲なの?)17:40、退出。
数日前から(今夜、高円寺で飲もう、と)アポを取っていたKさんに「体があいたよ〜」、とメールする。(普通、こういう連絡は、ツイッターかSNSを使うと思うのだが、KさんのITリテラシーでは、メールがちょうどいい具合なのである。[^.^])18:20、隣駅の高円寺の改札で待ち合わせ、と決まった。余裕で間に合うので、ついでに少し金を下ろそう、と、中野ブロードウェイの中でATMを探した。
..さて、ここから少し、注意して読んで欲しい。中野リトルハイは、4Fである。私は階段で1Fに下り、入り口近くの案内所の隣に「セブン銀行のATMはB1Fにあります」と掲示されているのを読み、さらに階段でB1Fまで下りた。ここで、ATMの場所がわからないので、清掃のおばさんと、近くの店員さんにATMの場所を訊いた。そしてほぼ反対の端近くにあると教わり、お礼をいって、そのままB1Fを歩き、セブン銀行のATMに辿り着いた。ここまでは確実。
そして用が済んで、外に出ようとした。上に上がればいいのである。ところで、階段はどこだー、と、探しているうちに、まんだらけの買取処に辿り着いてしまった。これは、3Fにあるはずである。確かに回りを見回すと、3Fの風景に見える..つまり、私はB1Fにいたはずなのに、いつのまにか3Fにいたのである。
???となりながら、階段を2フロア分、下りた..1Fである。当たり前である。さっきまで3Fにいたのだから..???となりながら、中野ブロードウェイを脱出し、中野駅へ..
..釈然としない。どこにもトリックにかかる瞬間はなかったはずだ。しいていえば、私はB1Fに下りたのは今日が初めてなので、B1Fから3Fまで、階段、エスカレーター、エレベーターのいずれを使わなくても(平行移動を保ったまま)辿り着けるパスがあることを知らなかった、というだけのことかも知れないが..とにかく、B1FのATMコーナーで用を済ませたあと、今さら3Fに用はない(というか、そんなことをしていたら高円寺改札に遅刻してしまう)ので、たとえ無意識にでも、3Fに上がるはずがないのである。
ここで私は、もちろん、エッシャーを想起した..と書ければカッコイイのだが、残念ながら(?)最初に想起したのは、(場所柄もあるが)「うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー」なのである。[;_ _](ある意味、オタクの鑑ではある。胸を張れ、胸をっ! [;^.^][;^.^][;^.^])言うまでもなく、夜の友引高校に一同が踏み込み、トポロジー的に混乱した校内でドタバタを繰り広げるシーン。面堂終太郎が階段を駆け上がり続けるシーンである..[;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]
閑話休題 [;^J^]。18:20、高円寺の改札にてKさんと落ち合う。Y君も来れるかも知れないのだが、10分ほど待っても来ない。取り敢えず連絡を待つことにして、先に2人で寿司屋へ。四方山話をしているうちに、Y君から21:00に高円寺に来れるとの連絡あり。
寿司屋を出て、時間調整のため、商店街を散策。怪しげなTシャツのウィンドウショッピングとか、ビレバンとか。21:00頃、改札でY君と落ち合い、3人で、駅からほど近いHという店へ。バーではなく立ち飲み。しんどいかなと危惧したが、そんなことはなかった。
大変よい店。酒の融通が効くのはもちろんだが、店員たちが、重度のオタクである。諸星大二郎、高橋葉介、シンセサイザー、コンピューター、ロック(プログレからテクノまで何でも)、と、何を振っても話が盛り上がる。(店員のひとりは、今日私が中野リトルハイで買ってきた、諸星大二郎の「ヒルコTシャツ」を着ていたし。[;^.^])五線譜の記法は不合理だという私の持論を展開していたら「四線譜(ネウマ譜)よりはマシですよ」、と、その読み方(要は、一意には読めないので、文脈からくみ取るしかない)についての蘊蓄が。(どうやら、大学がそっち系だったらしい。)
SFも全然いけるらしいのだが、残念ながら、私が時間切れ。0:00を回った頃に、(この店の常連の)Kさんを残して、Y君と私は一足先に失礼させていただいた。新宿あたりで散会して、私は水道橋へ。0:50、スパ ラクーア着。
入り口には長い列が出来ていたが、出ていく人も多い。目論見どおり、リクライニングシートを確保できた。(別に床にごろ寝でも構わないのだが(体力的には)、リクライニングシートに寝るとコンセントが使えるのである。iPhone を充電しないと、明日の午後までもちそうもないのであった。[;^J^])
目次へ戻る8:25にラクーアを発つ。9:11、用賀着。早すぎる [;^J^]。世田谷美術館へのバスは2本/時間で、ちょうどいいのが、9:45。[;^J^](世田谷美術館の開館時刻は10:00である。)ベンチで読書などしながら時間をつぶす。
10:00を少し回って、世田谷美術館着。「速水御舟とその周辺 ―大正期日本画の俊英たち」である。前期展示は5月31日(日)までなので、この日記を読んでから出かけても間に合わないであろう [;_ _]。でも、後期展示には間に合いますから。[;^J^]
これも、適当にピックアップ(今回は、画像検索結果へのリンクで済まさせていただく。[_ _])まずは速水御舟を3点。「短夜」(画像検索結果)。「洛北修学院村」(画像検索結果)は、有名ですね。ただごとではない、青の世界。「山茶花に猫」(画像検索結果)は、なんとも可愛い。
ここからは、ライバルとの(影響を与え合ったと目される作品の)比較。 速水御舟の「仲秋名月」(画像検索結果)と、小茂田青樹の「月涼」(画像検索結果)..うまく検索できているかどうか非常に不安であるが、運が良ければ、この2作を並べている画像がヒットしているはずである [;^J^]。もうひとネタ。速水御舟の「夜梅(月下梅花図)」(画像検索結果)と、小茂田青樹の「梅花朧月」(画像検索結果)..凄いよね、どちらも..
11:00に退出。バスで用賀駅に戻り、昼食は地下の駅そばの店で蕎麦系のメニューを。(← 偶然なんですよ。[;^.^])渋谷に出てJRで上野へ。13:00、国立西洋美術館。「グエルチーノ展 よみがえるバロックの画家」である。5月31日(日)までなので、この日記を読んでからでは、もう間に合わないね、多分。[;_ _]
正直、あまり認識していなかった画家であるが、実は、イタリア・バロックの大家である。不勉強を恥じるほかないが、世界的にも、最近になって再評価が進んできたらしいので、そんなに恥ずかしくないっ [;^.^]。まずは初期作。 左図は「祈る聖カルロ・ボッロメーオと二人の天使」、右図は「聖カルロ・ボッロメーオの奇跡」。光と影の対比と色彩感覚。右図の猫、超可愛い。[^.^]
左図は代表作のひとつ、「キリストから鍵を受け取る聖ペテロ」。右図、「聖フランチェスコの法悦」の、空の青!
いずれも代表作。左図は「聖母被昇天」。右図は「放蕩息子の帰還」だが、放蕩息子を忘れずに待っていた、じゃれつく犬が、超可愛い!
左図は、ゲーテが称揚したことでも知られる、当時の超有名作、「聖母のもとに現れる復活したキリスト」。構図の安定感と色彩のバランスが、完璧。右図、「クレオパトラ」の、抑制されたエロチシズムも、私の好みである。
左図は、「狩人ディアナ」、右図は、「エンデュミオン」。ディアナとエンデュミオンの神話を(面倒なので)はしょって書くと、女神ディアナが人間エンデュミオンに恋をした。ディアナは不老不死だがエンデュミオンは年老いる運命(当たり前だ)。それが我慢ならないディアナはユピテルにエンデュミオンに永遠の若さを与えるよう、嘆願した(気持ちはわかるが無茶を言うな)。ユピテルはその願いを叶えたが、代償としてエンデュミオンを永遠の眠りにつかせた(残酷なようだが、この程度のペナルティを与えないとバランスが取れない)。ディアナは毎夜地上に下って、眠り続けているエンデュミオンに添い寝した..
..なんつーはた迷惑な女だ [;^J^]。変態だろ、ほとんど [;^J^]。このディアナ、美人過ぎなくて好きだけどさ。それにしても。[;^J^]
左図は、「聖フランチェスコ」。この茶色の画面、未完成品か? とすら思われる、ざっくりとした筆致なのだが、完成品らしい。珍しい作例だが、実に魅力的である。そして右図が、「説教する洗礼者聖ヨハネ」。なんという、カッコ良さ! ポージングもだが、ここでももちろん、空の青がポイント。
引き続き、「世紀末の幻想――近代フランスのリトグラフとエッチング」も観ていく。これまた5月31日(日)までなので、この日記を読んでからでは、もう間に合わないね、多分。[;_ _]
カリエールのリトグラフ(肖像画)(ゴンクール、ヴェルレーヌ、ロシュフォール、シャヴァンヌ、ロダン)の、闇から浮かび上がる光の顔!(ざっくり、「"カリエール" "リトグラフ"」で画像検索してみた。)。それと、マルタンの「荊冠を被った女」(画像検索結果)など。
15:45に退出。16:26東京発のこだまで、18:22、浜松。19:15、帰宅。
目次へ戻る 先週へ 次週へLast Updated: May 31 2015
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