*2011年03月28日:皮膚科の薬をいったん止める
*2011年03月29日:転倒 [;_ _]
*2011年03月30日:マグマ発見
*2011年03月31日:「どろんころんど」
*2011年04月01日:吾妻全作品リスト作成作業、一段落
*2011年04月02日:ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのチケット購入/レンブラント展/吾妻ひでおマニアックス3
*2011年04月03日:フェルメール展/松岡コレクションの幻想世界展
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*2011年03月28日:皮膚科の薬をいったん止める


 今日は有休取得済み。快晴。

 朝いちで、皮膚科のI医院へ。額の(軽微な)大人ニキビの治療をほとんど1年近く続けているのだが、試行錯誤の末、最後に追加した塗り薬がかなり効いて、ほぼ全面的にぶつぶつが消えており、かつ、完全には消えきらないまま、ここ数週間安定してしまっている、という状態なので、これ以上続けて意味があるのか無いのか見極めるために「いったん、薬をやめます」、と、告知しに言ったのである [;^J^]。こういう判断は、ほんとは医者のほうでして欲しいのであるが、どうも、「完治」するまで延々と薬の処方を続けられそうな気配がありましたのでね。これ(薬停止)によって症状が再発というか再度悪化したら、それはそれで、「ちゃんと効いていた/症状を押さえ込んでいた」ことが判明するので、意味があるのである。

 11:25から14:20まで、湯風景しおり。今月いっぱいで有効期限が切れる平日割引券を使う。(実はただこれだけのために、有休を取得したのであった。[;^.^])

 閉店セールが始まっている佐鳴台のハマラジに寄ったら、定休日だった [;^J^]。代わりにと言うわけではないが、すぐ近くの「肉のくわばら」で、鶏肉や惣菜を、いくらか買い込む。

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*2011年03月29日:転倒 [;_ _]


 会社からの帰路、257号の路上でバランスを崩し、転倒してしまった [;_ _]。完全に油断していた。何ごとによらず、慣れてきた頃が一番危ないのだ。猛省した。[;_ _](自分の体より先に、自転車が壊れなかったかどうかを心配したという事実も、反省材料であろう。[;^.^])

 被害は、たいしたことは無さそうである。右肘と右膝から落下(というか接地というか)したのだが、ズボンの右膝が大破 [;^J^]。完全に裂けている。右膝から出血しているようだが、ほとんど痛みは無い。薄手のジャンパーの右肘は小破 [;^.^]。小さな穴が開いてしまったが、肘も肩も(膝も)動くし、おそらく骨に異常なし。擦り傷と打ち身だけだろう..

 ..帰宅してからズボンを脱いだら、あらあらまぁまぁ。内側が真っ赤である [;^J^]。シャワーで膝を洗い流して消毒し、ガーゼを当てるが、これはやはり、明日、医者に行くべきだろう。痛みが軽いわりには、膝の出血が止まりにくいのである。

 ..という状況なのだが、安静にしているほどのこともないので(それでも自転車ではなく自動車で)再出動し、閉店セールをしているハマラジへ。プログレを5枚確保。

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*2011年03月30日:マグマ発見


 出社前に、T整形外科に寄る。肩は湿布。右膝に手当て。「家庭で手当てして直す水準の怪我ではない」、とのこと [;^.^]。要するに、皮膚が1枚、無くなっていたのですね [;^J^]。アスファルトで摩り下ろしたというわけですか。そりゃ、簡単には血が止まらないわな。

 先週の土曜日に渋谷タワレコで買ってきたCD/DVDのうち、「幻想交響曲」(CLASSICAL DIAMONDS、CLD 4030、ミュンシュ指揮/ブダペスト交響楽団、1966)を聴いてみたら..これがなかなか、面白い [;^J^]。ちょっとアレな意味で [;^.^]。問題は第5楽章の鐘であり、チューブラーベルに重ねて、別途、何か低い音を鳴らすという、珍しい処理をしているのだが、それに加えて、鐘の奏者が、叩くタイミングを間違えまくっているのである [;^.^]。スタジオ録音では考えにくい事態であるのだが(録り直せばよいのだから)、しかしライナーノーツにははっきりと(ライブ録音ではなく)スタジオ録音と明記されているのである。謎だ [;^J^]。録り直している時間もなかったのだろうか。それにそもそも何故、タイミングを“間違え得る”のか。幻想交響曲のこんにち的な大規模な録音では、鐘は別室(下手すると別の建物)で奏していたりし、その場合は指揮者の中継映像なり副指揮者なりに従って奏するので、タイミングが狂うこともありうるだろうが、この時期のスタジオ録音ならば、まず間違いなく同じ室内というかステージで奏しているはずで、指揮者のキュー(合図)が見えるはずなのである。この奏者が最初にコケた時点で、こいつはヤバイ、と指揮者が判断し、そのあとはキューを出しまくっただろうに..謎だ。[;^.^]

 昨日、ハマラジで買ってきたプログレのCDのうち2枚は、マグマのCDである。実はこのバンド、昔から名前は知っていたものの、一度も聴いたことが無かったのであるが..これはなかなか、素敵ではないか!

* MAGMA-LIVE Victor VICP-63569
* UDU WUDU Victor VICP-63570

 問題は、これらが新譜でもなんでもなく、35年も前のアルバムだということなんだよな [;^J^]。別に、現在(や未来)の音楽シーンに背を向けているつもりは、ひとっつも無いのだが..「過去」は、宝の山なのだよ。[;_ _][;^.^]

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*2011年03月31日:「どろんころんど」


 暖かい。自転車出勤時、グローブ装着せず。ランニング+長袖ワイシャツ+薄手のジャンパー(一昨日に開けた、右肘の穴は未修復 [;^.^])、という装備なのだが、長袖ワイシャツは、まずかった。半袖にすべきだった。

 「どろんころんど」(北野勇作、福音館、ボクラノSF)読了。なかなか評価が高い作品であるが..

 ..(アンドロイドの)少女アリスが、(亀型ロボット)万年1号とともに長い眠りから目覚めたとき、なぜか世界は泥だらけで、そこには人間はひとりもいなかった..という設定からスタートする、ロードノベル。この世界のありようの謎を縦糸に、アリスの「成長」を横糸に、手堅く織り上げられた作品世界であり、読んでいるあいだは文句なしに心地よい。だから、この世界の「真相」に「既視感がある」だの「革新的に独創的というわけではない」だのと文句をつけるのは、お門違いなのだろう。そんなに摺れた、乾いた魂の持ち主は、お呼びではないのだろう..[;_ _][;^J^] 逆に言うと、あなたが「そういう人」でないのならば、問題なく、楽しめますよ。

 ちなみに、この「ボクラノSF」という叢書は「青少年のためのSF入門」というか、中学生がメインターゲットらしく、「海竜めざめる」(ウィンダム)、「闘技場」(ブラウン)、「秒読み」(筒井康隆コレクション)、「すぺるむ・さぴえんすの冒険」(小松左京コレクション)、という、非常に素晴らしいラインナップであり、それだけに、思わず「ポルノSF」に空目してしまう叢書名が気になるのだが..[;_ _][;_ _][;_ _](だから、オヤジは門前払いだと、ゆーてるだろーがっ [;^.^][;^.^][;^.^])

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*2011年04月01日:吾妻全作品リスト作成作業、一段落


 出社時に、T整形外科に寄って、手当て少々。肘と肩は問題ないが、膝の皮膚が再生するまでには、もう暫く時間がかかる。

 深夜までかかって、「KAWADE夢ムック 吾妻ひでお 文藝別冊 総特集」に掲載する全作品リストの校正をようやく提出。やれやれ。作品リスト以外のチェック/校正もあるのだが、最大の山は越えたかな。

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*2011年04月02日:ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポンのチケット購入/レンブラント展/吾妻ひでおマニアックス3


 6:30に自宅を発ち、上京すべく、7:30の東名バスに乗る。

 道中、10:00に、iPhone でアクセス開始。「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン「熱狂の日」2011」のチケットの売り出しが、今日の10:00からなのである。この催しについての説明は、前記公式サイトのリンクを参照していただくといいのだが、ざっくりいって、ゴールデンウィークに開催される、世界最大規模の音楽祭である。(手っ取り早く知りたい場合は、この記事を参照 → 「世界最大級のクラシック音楽祭「ラ・フォル・ジュルネ」、2011年は全国5都市で開催。」)

 アクセス開始したのはいいが、30分ぐらい、まともに入れない [;^J^]。それも、門前払いをくらうのならまだしも、操作が進んで購入決定の前後ぐらいで落とされると、受理されたのかどうかわからず不安になり、ストレスが溜まるたまる [;_ _][;^.^]凸。結局、10:30頃からアクセスが安定し、30分ほどかけて、希望8公演中、7公演のチケットを確保した。買えなかった(早くもソールドアウトしていた)のは、シェーンベルクとリストのピアノ曲を交互に演奏するもので、非常に興味深かったのだが..こういう「理知的」なプログラムから売れていくというのは、日本のクラシックファンの(少なくともこの音楽祭に興味を持つクラシックファンの)知的水準の高さのバロメーターのように思われる。[;^J^]

 ちなみに購入したのは、リストをメインとした以下のプログラム。考えるのが面倒なので、全てS席である。(← おとなってやだね。[;^J^])

5月3日
*14:45-15:30:Hall A
デジュー・ラーンキ(ピアノ)
シンフォニア・ヴァルソヴィア
ゲオルグ・チチナゼ(指揮)
ワーグナー:ジークフリート牧歌
リスト:ピアノ協奏曲第2番 イ長調
*16:15-17:00:Hall B5
ジャン=クロード・ペヌティエ(ピアノ)
ヴォックス・クラマンティス(合唱)
ヤーン=エイク・トゥルヴェ(指揮)
リスト:十字架への道
*19:45-20:55:Hall B5
デジュー・ラーンキ(ピアノ)
エディト・クルコン(ピアノ)
リスト:ファウスト交響曲(2台ピアノ版)
5月4日
*10:45-11:30:Hall C
モーション・トリオ(アコーディオン三重奏)
ブラームス:ハンガリー舞曲第1番
ブラームス:ハンガリー舞曲第19番
ブラームス:ハンガリー舞曲第5番
ブラームス:ハンガリー舞曲第21番
ブラームス:わが心の切なる願い(11のコラール前奏曲 op.122より 第10番)
モーション・トリオ:春の最初の日
リスト:愛の夢第3番 変ホ長調
リスト:ハンガリー狂詩曲第2番 嬰ハ短調
※全てヤヌス・ヴォイタロヴィチ(モーション・トリオ)による編曲
*15:00-15:45:Hall B7
デジュー・ラーンキ(ピアノ)
リスト:子守歌 S.198
リスト:トッカータ S.197a
リスト:メフィスト・ポルカ S.217
リスト:即興曲 S.191
リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調
5月5日
*12:00-12:45:Hall A
読売日本交響楽団
下野竜也(指揮)
ブラームス:大学祝典序曲 op.80
R.シュトラウス:交響詩「ツァラトゥストラはかく語りき」op.30
*19:30-20:15:Hall D7
エディト・クルコン(ピアノ)
デジュー・ラーンキ(ピアノ)
リスト:交響詩「前奏曲」(4手ピアノ版)
リスト:十字架への道(4手ピアノ版)

 12:00に霞ヶ関バス停で下車。まずは上野に向かう。上野公園では、早くも花見客が大勢出てる。国立西洋美術館のレストラン(すいれん)で昼食をとり、13:10から「レンブラント 光の探求/闇の誘惑」展。

 大変、興味深い展示内容である。今回フォーカスされているのは、版画のステート(バージョンみたいなもの)の問題と、用紙の問題。レンブラントが「和紙」をことのほか重用していたとは、知りませんでした [;_ _]。確かに、用紙が異なると、版画の印象が全く変わってくるのである。

 15:10に出て、水道橋駅へ。徒歩10分弱で、米澤嘉博記念図書館。吾妻ひでお展 マニアックス3を鑑賞。年季の入った吾妻ファンと思しきおばさまお姉さまがた4人が、大いに盛り上がっていらっしゃったが、もしかして名のあるアジマ者たちだったのだろうか。[;^J^]

 16:25に出て、横浜・鶴ヶ峰の実家に18:15着。

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*2011年04月03日:フェルメール展/松岡コレクションの幻想世界展


 実家直近のバス停から8:21のバスで出て、9:50に、Bunkamuraザ・ミュージアム。「シュテーデル美術館所蔵 フェルメール《地理学者》とオランダ・フランドル絵画展」である。

 とにかくフランドル絵画が大好きなので、フェルメールの有無に関わらず、天国的な状況であったのだが [^.^]、それにしても、フェルメールのこの作品は、凄い。ほんとうに、凄いのだ。悪いことは言わないから、機会がある人は、一度は観ておくことをお薦めする。

 私見では、構図である。構図(及び色彩のバランス)が、完璧なのだ。そしてその完璧性がもっともわかりやすい(腑に落ちる)のは、6〜7メートル離れた位置から観たときである。地理学者の表情がわかりにくくなるぐらいの距離。この距離から観た《地理学者》は、絵画作品というより、ほとんど宝石である!(この距離から観ることが出来るのは、そんなに無茶な混み方をしていないからである。)

 12:00に退出。それにしても、昨日のレンブラント展といい、本展といい、図録がごつくて分厚すぎるんじゃありませんか? [;_ _][;^.^]凸

 センター街でソーキソバを食べてから、(私は良く知らないのだが)シロガネーゼとかいう邪悪な女どもが棲息しているという、白金台へ。松岡美術館の「ファンタジー 松岡コレクションの幻想世界」展である。13:30頃に着いたんだっけかな。

 さすがに、レンブラント展や、フェルメール/フランドル展に比べれば小粒なラインナップであるが、角浩の「ベネチア異変」「私の真夏の夜の夢」、真野広の「バビロン追想」、松崎守の「鳥」など、興味深く観ることができる作品も、少なくなかった。

 14:20頃に出て、16:20、実家に帰宅。途中、横浜駅で「横浜シァル」にシャッターが下りていることに気が付いた。3月27日に閉店したらしい。貼り紙によると、鶴見に移転するとのこと。まぁ、隣の「相鉄ジョイナス」と客を奪い合えば、負けるわなぁ..実際、帰省しても滅多にシァルは利用しないし..と、それでも少しは残念に思いながら、軽く検索してみたら、古い記事だが(2010年08月27日)、こんなのが引っかかった。客が減ったから、というわけではないらしい。

駅ビル「横浜シァル」来年3月に閉館 48年の歴史に幕

 横浜駅の駅ビル「横浜シァル」を運営する横浜ステーションビルは27日、同施設を2011年3月27日に閉館すると発表した。同施設は48年にわたり営業を続けてきたが、建物が古くバリアフリー対応や耐震補強の工事を行うと大掛かりになるため閉店を決定した。閉館後、現在の建物は隣接する宿泊施設「横浜エクセルホテル東急」と共に取り壊される。

 同施設は1962年11月にオープン。以来地域に密着した駅ビルとして営業を続けてきた。今後は閉館に向け抽選会や閉館セールなどさまざまな“感謝企画”を行う。

 なお、閉店後の同地にはJR東日本と東京急行電鉄が地上33階、地下4階の高層ビル建設を計画している。

 ..なるほど。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Apr 7 2011
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