*2011年03月14日:無意味なヘビロテ
*2011年03月15日:義援金送金
*2011年03月16日:強風/手痛い出費
*2011年03月17日:「不思議の扉 ありえない恋」
*2011年03月18日:固定電話、解約
*2011年03月19日:四天王寺/関西フィル定演/星宙
*2011年03月20日:空中庭園/天神橋筋商店街
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*2011年03月14日:無意味なヘビロテ


 急遽(まさに、急遽)計画停電スタートである。昨日発表で、今朝から実施(しかも地区によってはどのグループに属すのかがわかりにくい)、さらに、一般家庭や工場のみならず、信号機も含めたインフラも全部停電する、というのだから尋常ではない。さらに直前になって回避されるなど、かなりの混乱ぶりである。

 これをもって、「無計画停電」と揶揄するのはたやすいが..しかし早くも今日から、明らかに数十パーセントも不足していることが明らかなのだから(少なくとも昨日の時点ではそのように見積もられたのだから)、東電としても、これ以外の手段を取りようがなかっただろう。事態を放置していれば、夕方頃に、それこそ計画も予告も無しに、いきなり大停電が発生してしまう可能性があったのである。どちらがマシな選択だったのか、自明ではあるまいか。

 それにしても、結局、前日(あるいは当日?)にならないと、「停電するかどうかわからない」という事態が、当分続きそうである。仕事の効率の大幅ダウンは必至である。操業できない工場もあろう..

 さて私は、19(金)から21(月)まで、二泊三日で大阪に遊びに行く予定であり、その翌週、26(土)には、東京に日帰りトリップ(展覧会2件+コンサート1件)するつもりである。大阪行きは大丈夫だろうが、東京行きは可能だろうか? 行くには行けるだろうが、都内をメトロでちょこまか動くのは難しい(少なくとも間引き運転で、通常よりも移動時間がかかる)かも知れない。コンサートは夜だが、計画停電のあおりで中止になる可能性もある..

 今夜もテレビは、地震「報道」番組一色であるのだが..あえて、思い切って言うが、CGで作られたハリウッド映画よりも遥かに恐ろしい、「見映えのいい」シーンばかり、ヘビロテするのはやめろ。貴重な映像であることは百も承知。いずれ記録映画(記録番組)にはきっちり収録してもらうとして、毎日毎日何度も何度もリピートする意味が、どこにある..いや、もちろん、意味はあるのだ。視聴者の目を惹きつけるという意味が。ただそれだけの意味が。

 民放は、ものの見事に、横一線に、事実上全く同じ内容の番組を流している。そしてそれら(複数形を使う必要があるだろうか?)に共通しているのは、「観賞者の視点」だ。まさに「映画」なのである。

 さすがと言うべきか、NHKだけは、ある程度まともな内容の報道をしている。被災地(被災者)が必要としている情報を(十分な量ではないのだろうが)発信している。いやはや全く、もしもNHKという放送局が無かったら、と思うと、ぞっとする..(以下、蛇足だが..受信料を払っていない人々も、こんなときだけは、NHKを(受信料を払わずに)見ているのだろうか。それとも、筋を通して、民放だけで我慢しているのだろうか..)

 マグニチュードは、結局、9.0に修正された。

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*2011年03月15日:義援金送金


 別件で郵便局に出かけたので(これがまた某図書館への、手塚治虫調査関連のコピー代金の振込みだったりするわけだが [;^J^])、義捐金を送金した。

 窓口で確認したところ、現金書留封筒の表に「救助用郵便」と書けば、日本赤十字への書留料金が免除されるとのこと。その場でゆうちょ口座から多めに引き出して、封入した。

 22:30頃、揺れた。震度3ぐらい。すぐにテレビをつけたところ、静岡の東部で、局地的に震度6..

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*2011年03月16日:強風/手痛い出費


 昨夜の地震、それなりの被害は出ているようだが、震度6程度では、もはや全く目立たない..

 出勤時、本日発売の雑誌を買うためにコンビニに寄ったところ、「3/16発売の雑誌は、遅れます」との貼り紙。

 北風が強い。会社に着く2キロほど手前から、全長1キロの下り坂が始まるのだが、北西方向からの強烈な向かい風で自転車が左右に煽られて、非常に恐い。足を止めて自由落下 [;^.^] していると危険なので、ギアをハイにして、うっすらと後輪ブレーキをかけつつ、ひたすら漕ぎ下りる。

 エイデンから電話。RD−X5の修理代の見積もりだが..マザーボードと電源ボード、両方交換で、39,060円 [/_;][/_;][/_;] ..ほとんど中身を総とっかえでこの値段ならけっして高くはないのだが、でも、でも..[/_;][/_;][/_;][;^.^]

 おぉ、19時から、「はねるのトびら」が放送されている。震災前の録画ではない。(出演者が震災に言及している。)まだまだとんでもない状況には違いないが、日常性の回復もまた、大切である。

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*2011年03月17日:「不思議の扉 ありえない恋」


 「不思議の扉 ありえない恋」(大森望編、角川文庫)読了。実のところ、ほとんど既読作なのだが、この機会に(スキップせずに)全て再読した。

 特選が、「サルスベリ」(梨木香歩)−飄々としたユーモアが絶品。「不思議のひと触れ」(スタージョン)−こういう話だったっけ [;^J^]。人魚をダシにしたボーイ・ミーツ・ガール。物語の着地点は、最初から見えているが [;^J^]。「海を見る人」(小林泰三)−やはり傑作。佳作が、「いそしぎ」(椎名誠)−「佇む人」(筒井康隆)タイプ。「長持の恋」(万城目学)−「机の中のラブレター」(フィニイ)タイプ。ほか、「海馬」(川上弘美)「スノードーム」(三崎亜紀)「片腕」(川端康成)を収録。

 19(金)から21(月)まで、二泊三日で大阪に遊びに行く予定だったが、22日朝いちに、某企画のための吾妻ひでお作品リストを提出することになったので、一泊二日に変更し、21日は直前の修正/変更に備えて、自宅待機とすることにした。

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*2011年03月18日:固定電話、解約


 自宅の固定電話にかけてくる相手が、実家の母以外は、売り込み業者だけになってから、かなりの年月が経つ。(それ以外の相手は、iPhone か、さもなくばメール。)その売り込み業者も、かなりしつこい(面倒な)業者が増えてきたので、この電話番号を捨てることにした。

 というわけで、ウェブから解約手続きをした。固定電話が憎いわけではないので [;^J^]、また必要になれば、そのときに契約しなおせば良い。

 自宅デスクトップ機のマウスが、操作中にビシバシランダムに飛びまくる件、どうやらマウス自体の不良ではなく、PC本体のUSB端子の不良だったようだ。マザーボードの不良ではなく、助かった。

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*2011年03月19日:四天王寺/関西フィル定演/星宙


 天候良し。7:45に自宅を発つ。浜松は暖かいというより、ほとんど暑いのだが、念のため、コートを持参。8:38のひかりで大阪へ向かう。

 新幹線車中でツイッターしてたら、Kさんに、四天王寺のWというワインハウスでセールをしていると誘われる。販売員をしているらしい。10:15大阪駅着。10:50四天王寺着。暑い、暑い!

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 Wの開店時刻は11:30なので、時間つぶしに、駅前から歩いてすぐの四天王寺へ向かう。春のお彼岸まいりで大盛況。露店が山ほど出ており、それらを眺めながらそぞろ歩いているだけでも楽しい。こんなものを売りますか、と、目を疑うようなガラクタを並べている店もある [;^.^]。置物の類は荷物になってしまうので、結局、靴下を4足買ったのみ。[;^J^]



 11:30に、ワインショップWへ。Kさんと会うのは久しぶり。20分ほど選んで、2本購入。11:50に出て、50メートルほど先のWの姉妹店のSにて、ランチをいただく。美味い。[^J^]

 ザ・シンフォニーホールへ向かい、13:30に着く。招待券をチケットに交換し、14:00開場、15:00開演。関西フィル定期演奏会である。

◆ヴォーン=ウィリアムズ:トマス・タリスの主題による幻想曲
◆吉松 隆:トロンボーン協奏曲「オリオン・マシーン」作品55
◆チャイコフスキー:交響曲第6番 ロ短調 作品74 「悲愴」
指揮:藤岡 幸夫
独奏:風早 宏隆(トロンボーン:関西フィル首席奏者)

 この中で初めて聴くのが、「オリオン・マシーン」である。劈頭いきなり、キラキラ系の美しい響き。妙な例えかも知れないが、「鉄腕アトム」の主題歌のイントロのイメージに似ている。この曲、いいな。CDを探そうかな。(ここで、iTunesで探そうとか、YouTubeに上がってないかな、とか発想しないあたりが、我ながら古いと自覚してはおりますけどね。)

 先日、バラエティ番組で知った「想咲鉄板焼 千陽」で晩飯を食すべく西田辺に向かったのだが、ホームページの地図がわかりにくいので店に電話してみたら、ざっと1時間半待ちとのことなので、諦めた。(先に電話してから現地に向かえってば。[;^J^])タビリエを睨みながら、どこで食おうか作戦を練り直す。なにしろ今夜の宿はカプセルホテルなので、早く着いても仕方がない。できるだけ夜遅くまで間が持つ店がいい..

 ..というわけで、西田辺から引き返し、中之島へ。リーガロイヤルホテル30Fの、「日本料理&バー 星宙」に着いたのが、19:50。

 以下、ちょっと腑に落ちないことがあったので、記録しておく。この店に向かう前、アクセス方法を確認するために iPhone から電話したのだが、通じなかったのである。電話番号は、06−6***−****なのだが、10桁フルに入力しても、06抜きで8桁で入力しても、「この電話番号は、ただいま使われておりません」、となる。これは、ホームページに掲載されている電話番号なのである。店に着いてから、電話番号が変わっているのか?と訊いたところ、別に変更されていないのであった。その場で試しにかけてみるのなんなので、変ですね、と、流してしまったのだが..もしかして、iPhone は大阪では電話機として機能しないとか?(んなわけないって。[;^J^])

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 タビリエに掲載されているとおり、夜景が素晴らしい店である。星空をイメージした内装も、なかなか良い。まずは「銀河会席」を注文し、食後のカクテルタイムには、バーカウンターが満席なので、夜景を堪能できる席を用意してもらった。

 左の写真は、ジンベースのオリジナルカクテル、星宙(ほしぞら)。なかなか美味い。ほかに2種類、計3種類のオリジナルカクテルを頂いた。



 22:30に店を発ち、予約していた、なんば駅前の「サウナ&カプセルAMZA」へ向かう。スペック的には、水道橋の「スパ ラクーア」+「カプセルホテル」で、全体的にやや小規模にした感じの施設。料金はこちらの方がかなり廉い。前者が(東京だからか、あるいは読売系だからか)どこか気取った、おハイソな雰囲気があるのに対し、ここはいかにも大阪的な?実質本意の店である。

 露天風呂から、スーパームーンを心ゆくまで堪能できた。ラッキー。[^.^]

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*2011年03月20日:空中庭園/天神橋筋商店街


 AMZAの露天風呂を、6時前から堪能する。現時点では晴天なのだが、午後から崩れて本降りになるとの予報である。となると、午後は、天神橋筋商店街だ。2キロ半もある日本一長い商店街だが、確か端から端までアーケードのはず。つまり、傘をささずにすむ。逆に、午前中は雨が降らないので、屋外系が良い。朝定食を食べ、9:15に発つ。

 10:00過ぎ、ザ・シンフォニーホールを訪れるたびに気になっていた変なビル、新梅田シティの梅田スカイビルの空中庭園へ。

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 徐々に雲がひろがってきた、ちょうどいい感じの天候である。40階の展望カフェで、お洒落に、ラテなど嗜む。[^.^]

 ここでずーっと、グダグダしていてもいいのだが、ラテを何杯も飲んでいても仕方がないので [;^J^]、11:30に腰をあげる。



 今回の小旅行の最後の目的地、天神橋筋商店街へ。

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 12:30に、まずは北端のスエヒロでランチ。全く普通のハンバーグとエビフライのランチなのだが、美味い。[^J^]

 2.6キロの長大な商店街を、ひたすら南下する。最初のうちは道幅が非常に狭く、どうなることか [;^.^] と思ったのだが、ほどなく、歩きやすい道幅になった。スーパーには、米もカップ麺もティッシュもトイレットペーパーも山積み。屈辱を噛み締めながら、無洗米2Kgを購入 [;_ _]。丁度このタイミングで買い置きが切れていたんだよぅ、買い占めじゃないんだよぅ。[/_;] でも結果的に、買い出しではある。[;^.^]



 小さな古本屋がたくさんあり、楽しい。古本屋に出くわすたびに入るのだが、右折して入ったのか左折して入ったのかまではいちいち憶えていないので [;^J^]、店を出てからしばらく歩いていると、同じ店が現れたりする [;^J^]。右も左もわからないとは、このことである。[_ _][;^.^]

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 15:30、ようやく歩き抜けて、南端に着いた。少し早いが、夕食は(これまたタビリエで当たりをつけていおいた)甚六のお好み焼き。基本の豚玉をいただくが、ふわふわで美味い [^.^]。生ビールと共に。16:20に店を発つ。



 16:53ののぞみ。18:55、浜松着。19:25、帰宅。非常に楽しい大阪一泊二日であった [^J^]。今日はあとは酒飲んで弛緩して、明日は提出用の吾妻ひでお作品リストを仕上げる。有意義な三連休だ。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Mar 25 2011
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