2010年03月22日:鉄分は不足してるが 2010年03月23日:SDカードアダプタを買い直す 2010年03月24日:逃走中@ハウステンボス 2010年03月25日:「跳躍者の時空」 2010年03月26日:WALKING WITH DINOSAURS 2010年03月27日:最後のユーザー考 2010年03月28日:花見@佐鳴湖公園目次へ戻る 先週へ 次週へ
快晴。9:15から13:40まで、湯風景しおり。風がやんでいる間は暖かくて快適だが、風が吹き始めると日光浴にはいささか厳しい。[;^J^]
今日は、以下のアプリを iPhone にインストールした。
鉄地図2010(115円)目次へ戻る(紹介記事)これは便利。これは楽しい。別に「乗り鉄」でなくても、115円なら元が取れるのではないかしら。なにより良いのは「正縮尺」だということであり、実用性は言うまでもなく、「脳内鉄道旅行用ツール」としても、リアリティが全く違うのである。お薦め。
私のリブ100のバックアップメディアはSDカードなのだが、変換アダプターの不具合?によりバックアップが困難になっていたので、隣室のXPデスクトップ機のハードディスクに、LAN経由でバックアップすることにしたのだった。(以上、先週までのあらすじ)
補足説明しておくと、リブ100自体には、SDカードスロットは無い。(12年前には、SDカードなど存在しなかったのである。[;^J^])あるのはPCカードスロット×2で(PCカードって知ってる? [;^.^])、これにSDカード用の変換アダプターを挿入して使っているのだが、最近になって、SDカードにデータを書き込んでいる最中にブルーバックするようになった、という次第なのであった。[;_ _][;^J^]
前述のとおり、LAN経由でバックアップは出来ているのだが、スタンドアロンでもバックアップ出来ないと不便である。そこで、変換アダプターを修理に出すべく、会社帰りにOAナガシマに寄ったのだが、修理カウンターの担当者に、悪いことは言わないから新品を買いなさい、と、諭された [;^J^]。いやまぁ私も、電子機器の製造販売を行っているメーカーの人間なので、事情はわかりますけどね..
..というわけで、新品を購入して帰宅して、動作確認。問題なし..あ、ちょっとだけ問題。この変換アダプターにSDカードを挿入してカードスロットにセットしたままリブ100を起動すると、「Microsoft Windows 95 Startup Menu」が表示されてしまい、ここから Safe Mode では起動はできるが、Normal Mode では起動しない、と来たもんだ。[;^.^]凸(この症状は、従来の変換アダプターには無かったものである。)抜いておいて起動して、あとから挿入してプラグ&プレイで認識させる分には、問題無し。まぁいいや。この程度の不便(不具合)は許容範囲内である。
ヴォルフガング・ヴァーグナー、逝去。享年90歳。合掌..
目次へ戻る今夜の「逃走中」(フジテレビ)は、なかなか見応えがあった。
まず、この番組(ゲーム)のルールについて、簡単に説明しておこう。要するに「鬼ごっこ」である。「ハンター」と呼ばれる鬼から、制限時間一杯逃げ切ることが本来の目的。特徴的なのは、毎秒加算されていく賞金が設定されており、最後まで逃げ切ればもちろん満額もらえるのだが、途中退場(「自首」と呼ぶ)をしても、そこまでの賞金はもらえることである。従って、最後まで逃げ切るのはハナから諦め、それなりの額になったところで、さっさと自首する、という戦略もありうるのである。つまり、自首するか/しないか、するならどの時点で自首するか、という「複雑さ=選択肢」がゲームに導入されることになる。自首するにもそれなりの手順が必要で、希望する時点ですぐに自首できるわけではない(極めてしばしば自首に失敗して捕まってしまう=元も子もなくなる)という「複雑さ」もある。
もうひとつ、このゲームを複雑にしているのが「ミッション」の存在である。ゲーム中に何度か「ミッション」が設定されるのだが、それを行うか否かは、各自の自由である。典型的なミッションは「**分以内に**をしないと、ハンターが**体(ハンターは「人」ではなく「体」と数える)追加される」、というタイプのものである。「鬼ごっこ」なのだから隠れているに越したことは無いのだが、ミッションに参加すると必然的に走り回らなくてはならない。それはひどくリスキーなことである。そのリスクと引き換えに得られるのは、「全員にとっての利益(例えば、ハンターの増加を食い止める)」と「賞賛」である。前者は半ば利他的であり、後者は利己的である。ここで、「ミッションに参加するかしないか」という「選択肢」も導入されるわけである。
..というわけで、ただの鬼ごっことはいえ、なかなか良くできており、現在までに、DVDもいくつも発売されているようである。
「舞台」について説明するのを忘れていた。典型的には、夜明け前の繁華街、たとえば、池袋駅前とか、横浜中華街などである。いくら人通りが少ない時刻だとはいえ、こんな場所で大規模な鬼ごっこを行うことができるのである。(逃走者とハンターのそれぞれに撮影クルーがついて、一緒に走り回るのである。)日本がいかに平和で安全な国であるか、諸外国に(改めて)アピールしたければ、この番組をネットで流せば良い。[;^.^]
..と、長々と説明を書いてから、Wikipediaで詳細に解説されているのに気が付いて腐ってしまったりするわけであるが [;_ _]、しかし、リンクを置いておくだけでは、大概の読者はそこを読みませんのでね。(← 己を鼓舞しております。[;^.^])
さて、気を取り直して [;^J^]。今回の舞台は、開始早々一目瞭然、ハウステンボスなのであるが、何故か「王国」と呼ばれている。どうしてハウステンボスは己の名前を前面に押し出して宣伝しないのか、かくのごとく商売っ気が足りないから(辛うじて当面は回避できているとはいえ)消滅の危機に瀕しているのではないか、と(ハウステンボスのファンであるだけに)我知らずイライラしてしまったが [;^J^]、すぐに事情がわかった。要するに「架空の王国」で展開されるドラマと同時進行で逃走ゲームを行うという趣向なのである。(だから、舞台は「テーマパーク」などではないのである。)さくっと検索してみたところ、「ドラマとゲームの融合は、番組初」とのことである。
まあ、たいしたドラマではないのだが(民衆の反乱、疫病の蔓延、海賊の襲撃、反撃と勝利)[;^J^]、そもそも、「いい歳こいて、鬼ごっこ」な番組なので [;^.^]、バランスは取れている。私は好きですよ、こういう企画。[^.^](小島よしおが、国王の「君側の奸」として、なかなかいい味出していた。[^.^])
私は昨秋、長崎旅行の一環としてハウステンボスを訪れているので、どこをどう走り回っているのかが手に取るようにわかり、なかなか面白い [^.^]。旅行から帰ったあと、「「逃走中」でハウステンボスが使われたことがある」と聞き、そのときは、このゲームの舞台とするには、やや狭いのではないかと思ったものだが、今回、こうして見てみると、結構、適正サイズのようである。(編集技術で、そのように見せているのかも知れないが。)
何より良かったのは、優木まおみ、矢口真里と並んで、もっとも多くのミッションに絡んで活躍した安田美沙子が、見事に(ただひとり)逃げ切って賞金108万円を獲得したことである。「正義は勝つ!」とは少し違うが [;^J^]、こういう稚気のあるゲームの結末には、子どもらしい感動こそが、相応しい。当たり前だがスタイルが良く、フルマラソンをやっているだけに脚も速く全力疾走時の姿も美しく、美味しいところを全部かっさらっていきました [^J^]。ちなみに私はもちろん、優木まおみを応援していたのだが、(逃走者19人からスタートして)残り4人まで生き残ったところで、捕まってアウト [-人-]。ハンターに挟み撃ちにされて捕まったあと、あえぎ声で(以下、微妙にアダルト風味なので文字の色を変えて読みにくくするが [;^.^])「前からも、後ろからも..」と呟いたのが、「後ろから前から」(畑中葉子)を彷彿とさせてオヤジ心をくすぐり、とても良かった。[^.^]
終盤、矢口真里が小さな体に大きな冷凍銃を背負って、襲いかかる怪物、もとい、ハンターを2体、凍結させたシーンなど見所も多く、また、いっさいのミッションに参加せず、ほとんど移動すらせずに隠れひそんだ挙句、まんまと小金(約50万円)を手にして自首に成功した小悪党(市川亀治郎)[;^.^] など、キャラクター(役割)バランスもよく、そしてもちろん、舞台であるハウステンボス自体の魅力もあり、今回はエンタテイメントとして傑作だったと言えるのではなかろうか。DVDをわざわざ買うつもりはないが、この録画は保存版とする。
以下、余談だが..つくづく、ハウステンボスには潰れて欲しくないものであるが、応援しようにも、何しろ遠いので、滅多に行くことができないのがもどかしい。テーマパークとして、国内旅行のデスティネーションしては最初からハンディがある立地条件なのだから、生き延びるためには、東アジアから客を呼び込むしかないだろう。がんばってくれ。
目次へ戻る最近読んだ本について、しばらく書いていなかった。
「跳躍者の時空」(Fritz Leiber、河出書房新社、奇想コレクション)- SF史上最高の「猫」は誰か、などという設問を投げれば、それこそ、ペテロニウス(ピート)(「夏への扉」)、アプロ(「敵は海賊」シリーズ)からレイディ・メイ&キャプテン・ワオ(「鼠と龍のゲーム」)まで、千差万別の答えが返ってくるだろうが、(さすがに、須和野チビ猫(「綿の国星」)は挙げられないと思うが [;^J^]、)間違いなく、ガミッチもランクインするだろう。(ちなみに、ちょいと裏を取ろうとひと検索してみたところ、「猫の名前一覧」などというページに引っかかってしまったのだが [;^J^]、このインデックスに須和野チビ猫が漏れているのは、いかがなものか。)
本書には、ガミッチ・シリーズ全5編が収録されている。「跳躍者の時空」「猫の創造性」が特選級、「猫たちの揺りかご」「キャット・ホテル」が佳作級。「三倍ぶち猫」は、この4編を読んでからでないと意味がわからない、いささか異様なムードの掌編である。書き忘れていたがこのシリーズには(1編を除いて)これといったSF的ガジェットは登場しない。ガミッチ・シリーズ以外では、「『ハムレット』の四人の亡霊」が、SFでもファンタジーでもないが、特選級。「骨のダイスを転がそう」(魔術師の妻がかけた、賭博場の夢)「冬の蠅」(家族それぞれのインナースペースの交錯)「王侯の死」(ネタバレを避けると一行要約も困難)が、佳作級。
「ヴェイスの盲点」(野尻抱介、富士見ファンタジア文庫)- これが著者の処女作らしい。銀河を駆けめぐる零細運送会社(社長も含めて社員は2人)に3人目(未成年の女子 [^.^])が加わって活躍する、軽やかな傑作。軌道上の、物理学的(力学的)なトリックを駆使する活劇シーンも面白いのだが(さすがはハードSF作家である)、もっとも感銘を受けたのは、しかし別の場面である。ある惑星が危険な機雷原に何百年間も封鎖されており、その惑星を牛耳っている大企業は、その機雷原の存在に依存して利益を上げていた。しかし実は数十年前に機雷原は爆破機能を失っており、既に危険な存在ではなくなっていたのである。その会社は自らが利益を上げ続けるために、その事実を隠蔽していたばかりではなく、機雷原の「(架空の)危険性」をデモ(捏造)するために、定期的に機雷原で人を(機雷に触れたと装って)爆殺してきた。それが、その会社の社長の「使命」だったのである。終盤、全てが露呈して自らの破滅が確定したとき、その社長は、爆殺用のボタンを押すたびに全ての喜びを失ってきた自らの人生を振り返り、この「仕事」から解放されたことに喜びを感じたのである..
目次へ戻る昼休みに休憩室で、Nさんから、「倉田さん、動く恐竜のチケット、買いました?」..なんじゃそりゃ。[;^J^]
さっそく教えていただいた。「WALKING WITH DINOSAURS」とやらの来日公演があるのである。静岡では7月31日に、エコパアリーナにて。さっそくローチケから抽選エントリーした。結果がわかるのは4月10日。外れたら、まぁそれはそれで仕方がない。ちなみに申し込んだのは、もちろんVIP席(アリーナ席)である。こんなところで節約している場合じゃないからね。[^J^]
帰宅してから某バラエティ番組の録画を見ていたら、なんだ、これのCMが、ガンガン流れているではないか [;^J^]。普段、CMを飛ばし見してるから、こういう情報に乗り遅れてしまうのであるが、反省すべきかどうか、微妙に迷うところではある。[;^J^]
目次へ戻る9:30からK歯科医院。3ヶ月ごとの定期健診は前半・後半の2回に分けて行われる。今日は前半。後半は月曜日の18:30から。
快晴なので、10:30から14:30まで、湯風景しおり。風がやんでいる間は暖かくて快適だが、風が吹き始めると日光浴にはいささか厳しい。[;^J^](月曜日の日記からのコピペである。[;_ _][;^.^])
かつて「日経バイト」という雑誌があり、ジェリー・パーネルの「混沌の館にて」というエッセイが連載されていた。私はSF作家としてのジェリー・パーネルはあまり好きではないが、この連載は愛読していた。
PCのハード&ソフトのヘビーユーザーであるジェリー・パーネルの身辺雑記である。私がこれを読んでいたのは(恐らく)10年以上も昔のことであり、当時はまだ、IBM−PC(あるいはPC/AT)の時代だった。もっとも印象的な一文を紹介しよう。「私は、8インチフロッピーの最後のユーザーになるだろう」..
..さぁ、ついてこられないね、そこのあなた [;^.^]。あなたのひと手間を省くために、画像検索の結果をリンクしておく。要するに、このようなものである。ジェリー・パーネルが使っていたメディアの容量は(片面単密なので)「128Kバイト」である。よろしいか。「128Gバイト」でも「128Mバイト」でもない。「128Kバイト」なのである。これが「男のメディア」というものである。(← いろいろ違う。[;^J^])
このエッセイが書かれた時点で、既に(これほど小容量のメディアは)完全に時代遅れであったと記憶する。だからこそ、「私は、8インチフロッピーの最後のユーザーになるだろう」、なのである。なぜ、ジェリー・パーネルは8インチ片面単密フロッピーディスクを(時流にさからって)使い続けていたのか。それは信頼性が高かったからである。「私が「ファイルを保存する」といえば、それは、8インチフロッピーにセーブする、ということだ」、という名セリフも記憶している。少なくとも当時においては、記録密度が最も低いこのメディアは、それ故に、もっとも頑丈だった(データの消失事故が起こりにくかった)のである。(さすがに2010年現在では、宗旨替えをしているとは思うが。)
さて、以上が全て、実は前振り [;^J^]。つまり、「私(倉田)は、リブ100の最後のユーザーになるかも知れない」、と言いたいだけなのであった [;_ _][;_ _][;_ _][;^.^]。これは信頼性云々ではなく、単に、今さら「他のレガシー環境」を探して乗り換えるのが面倒だ、というだけのことなんですけどね。(リブ100上に構築したレガシー環境を仮想化(カプセル化)して、最新の環境(PC)で走らせる、という可能性はもちろんあるし、いつかはやるつもりだが、延々と先送りし続けているのであった。[;^J^])
目次へ戻る9:30に浜松日産伊場店でマーチのバッテリー交換。10時過ぎから連尺町の谷島屋とメイワンの谷島屋をハシゴして数冊購入して、いったん帰宅。
ほどよい曇り空なので(快晴ならば湯風景しおりに行っていたところであるが [;^J^])少し早めの花見と洒落込むことにした。魔法瓶に白ワイン。iPhone にBISのシベリウス全集の第1巻(交響詩集)の5枚を取り込んで、ヘッドフォンで聴きながら、12時頃から佐鳴湖周遊花見散歩である。
まだ5分咲きまではいかないかな。来週以降が見ごろだとは思うが、来週末に晴れるとは限りませんしね。いささか風が寒めではあるが、我慢できないほどではない。それなりに花見客が出ていたが、来週末は(晴れたら)さらに遥かに混むのであろうことよ。
ちなみに、音楽のお供はシベリウスだが、本のお供は午前中に買ってきた数冊のうちの1冊、「失踪入門」(吾妻ひでお、徳間書店)である。リュックを背負った中年男が公園のベンチで読む本(の表紙)としては、世間体的にかなり問題があったかも知れない、と気が付いたのは、帰宅してからのことであった。[;^.^]
「COMICリュウ」誌に2006年11月号から2009年11月号まで連載された中塚圭骸との対談集(正しくは、中塚圭骸はインタビュアー)であり、描き下ろし漫画(「ホームレス再入門」6頁)のほか、描き下ろしイラスト12点が収録されているのだが..よほどの吾妻マニアでなければ、お薦めできない。いや、むしろ、吾妻マニアにこそお薦めできない、というべきか..[;_ _]
とにかく、中塚圭骸(香山リカの実弟)の饒舌が煩わしいのである。思わず「対談集」と書いてしまったが、本来はインタビュアーだったはず。立ち位置を踏み外しているのである。そしてまた、進行役の編集者が、うざすぎる。[;-_-]凸
ちなみに、本書に記載されている初出情報は、全部間違っている。ビブリオグラファの端くれとして言わせてもらうと、この編集者は、無能もいいところである。初出情報以外でも、「Perfume」が全部「Pafume」になっているし、話にならん。[;-_-]凸
遅い昼食は、(徒歩でも程遠からぬ)狸坂の「太イつけ麺グループ」でつけ麺。別に飽きたというわけではないが、次に食べるのは1ヵ月後でいいかな [;^J^]。16:35に帰宅して、あとはぐだぐだと人間の屑モード。(遠足中に、ワインを1本空けましたのでね。[;^.^])
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