*2005年10月03日:洪水、止まる
*2005年10月04日:読書感想文
*2005年10月05日:スポーツフィッシング
*2005年10月06日:「ドカベン対野球狂の詩」
*2005年10月07日:ちょっとプログレ
*2005年10月08日:パキスタンで大地震
*2005年10月09日:寂しい街角
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*2005年10月03日:洪水、止まる


 朝になっても、大量メールの着信が止まらない。どうもPOP3で数千通受信したところでタイムアウトか何かで受信が止まってしまうようで、その度に手動で受信再開、というのを、昨夜数回繰り返していたのだが..起きてみたら、やはり止まっていて、未読(未受信)は15000以上 [;^J^]。改めて手動で受信再開。

 どのくらいの量届いたのか(届き続けているのか)は、受信してゴミ箱に捨てるそばから消去していたので正確にはわからないが、推測するに、昨日の日中から今朝の6:30までトータル約40000通。1通あたり2Kバイトで、合計約80Mバイト。今なお、毎時2400通(5Mバイト弱)のペースである。

 とりあえず放置したまま出社。rinc(Roland INternet Club)のスタッフメーリングリストで相談。「送信アドレスが固定ということならば、スプールに入る前に叩き落とせる」、とのことで、設定ファイルの書き方を教えてもらう。会社からはrincのサーバーにログインできないし、現在、会社にはモバイル機を持ってきていないので、設定するのは夜、帰宅してから。それまでに何十メガバイト溜まる計算かな、えーと。[;^J^]

 帰宅してチェックしてみたら、大量メールの着信は、昼前の11時頃には止まっていたようである。その時点までにスプールに溜まっていた分を、とにかく全部受信して捨てる。何やら熱いものが喉元を通り過ぎていった気がするので、設定ファイルの整備は、後日とする [;^J^]。なぁに、この同じアドレスから津波が来ることは、もうないさ。

 何が起こっていたのだろう? これら一連のメールの送信先は、とある見知らぬメーリングリストである。そのML内で(あるいは人為的な)トラブルが発生し、私はそれに巻き込まれたのだ、といったところだろうか。

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*2005年10月04日:読書感想文


 半年近く、SFマガジンが積読状態である。5冊も溜まってしまった、というわけで、一昨日あたりからせっせと消化中である。9月号に掲載されている「わが青春のSFマガジン」という山本弘のエッセイに、面白い一節があった。


 高校二年生の夏休み、僕は読書感想文を書いた。選んだのはバラードの『結晶世界』−−本当はこの作品、ちっとも好きじゃなかった。登場人物にまったく共感できなかった。何で世界が滅びようって時に、女をめぐって撃ち合いしなくちゃならんのだ、と。
 本当はムーアとラインスターが好きだった。だが、さすがにラインスターで感想文は書けない(笑)。そこで、SFのなかでもちょっとは高尚そうで文学的な作品を選べば、教師はいい点をくれるのではないかと計算した。分かってもいないのに分かったふりをし、適当な美辞麗句を並べて、それっぽい感想文にしたてあげた。
 意外なことに、それが校内の読書感想文コンクールで一位になってしまった。表彰状をもらったが、僕の胸は罪悪感で痛んだ。本当は好きでもない作品をヨイショして賞を取った自分が、ひどく愚劣な人間に思え、しばらく落ちこんだ。

 私にも、賞こそ取らなかったとはいえ、似たような経験がある。高校一年生のときだったと思うが、読書感想文の素材に「タイムマシン」を選んだのである。80万年のタイムスパンを持つ「文学作品」など、その存在を知りもしなかったであろう、と、現代国語の教師のスコープに入っていないはずの作品を持ち出したわけである。意外にいい点をもらったような記憶があるが、今にして思えば、軽くいなされていたような気もする。[;^J^]

 SFを題材にした読書感想文といえば、もうひとつ、「虎よ、虎よ!」で1本書いたことがある [;^J^]。あの(特にプロローグの)熱狂的な文体を模写したのである。小学校6年生の時であった。人生、アウトである。[;^.^]

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*2005年10月05日:スポーツフィッシング


 何が嫌いといって、「スポーツフィッシング」という言葉ほど嫌いなものも、ほとんどない。(「スポーツフィッシング」愛好家の方がいらっしゃいましたら、ご容赦を。[_ _])別にフィッシングでなくても、他の狩猟でも同じことである。

 どうして、たかが「スポーツ」のために、「楽しみ」のために、生き物を殺すのだ。食うためならば、良い。人間は、他の生き物を食わなければ生きていけないからだ。

 その動物の立場に立ってみればよい。人間なり宇宙人なりの「スポーツ・マンハント」の獲物になってみればよい。自分を殺した相手の血肉になるのならばともかく、「娯楽」のために殺されて、あなたは成仏できるか? 死んでも死にきれないではないか。

 こういうことを言うと、「だから、リリースしていますから」、と、得意顔な奴がいる。魚にもよるだろうが、リリースされた魚は、結局は死ぬのである。大怪我をした口腔部から入った雑菌で敗血症にかかり、一週間苦しみ抜いて死ぬのである。ひと思いに殺してやる方が、まだましなのである。

 だから私は、「スポーツフィッシング」を「外道の娯楽」だといってはばからないのである。釣ったら喰え。喰える以上に釣るな。

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*2005年10月06日:「ドカベン対野球狂の詩」


 肝機能の再検査。数字は着実に悪化している [;_ _]。そろそろ生活態度を改める必要があるなぁ。

 コンビニの雑誌コーナーを覗いてみたら、あぁあぁもう..モーニングとチャンピオンで、「ドカベン対野球狂の詩」を、同時進行連載開始である。[;_ _]

 ..いったい、いつまで引っ張るつもりなんだ? 次は「あぶさん」も加えて、順列組合せか。同じ作品世界をいつまでも書き続けていられるという才能には敬意を表するが..

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*2005年10月07日:ちょっとプログレ


 だいぶ以前から、一張羅の革靴の右足のつま先が剥がれて「口を開けて」しまっており、雨の日には難儀していたので、買い直すことにする。どうも私はけつまずく癖があるのか、靴が口を開けやすいのだ。

 別件のついでもあるので、取りあえずイオン(志都呂店)に行ってみたら..呆れた。ここには靴屋が2軒入ってるが、女子供仕様の店であり、紳士靴の在庫がほとんどない。パス。

 イオンからの帰路、佐鳴台のジャスコのすぐ近所に靴屋があったので、そこで「絶対に口を開けない靴が買いたいのです」、と相談してみたら、なんとも店員の対応が頼りない。結局、「出入りの修理業者と相談したところ、口が開いた程度なら修理が効くそうですから..」、ということで、その店では買わず。まぁ誠実な対応とは言えるが、もう少し商売っけを出してもいいのでは [;^J^]。それに以前、靴の口が開いたときに何度か修理しているのだが、結局、完治はせず、いずれすぐにまた口が開き直してしまう、という経験があるのでね..

 ..とはいえそういうことなら、と、助言に従うことにする。佐鳴台のホワイトストリート沿いに靴の修理屋があるのは(入ったことはないが)知っていたので、そこに持ち込む。税込み525円。出来上がりは明日。

 帰路、久しぶりにハマラジに寄る。ホワイトストリートの真ん中あたりで直行している「グリーンストリート」沿い、遠鉄ストアの向かいの小さなビルの2FにあるCDとLPの店だが、ここには「プログレコーナー」があるのが嬉しい。一個所にまとまっている分、例えばタワーレコードの広いフロアの中をうろうろするよりも、遙かに便利なのである。プログレコーナーに並んでいるのは5〜600枚程度であるが、特定のメジャーバンドに偏りすぎることなく、目配りが行き届いているので、なかなか楽しい。キャメル/キャラバン/ルネサンスあたりは当然として、ジャン・ミッシェル・ジャール、新月、スター・キャッスルまで揃っている。今日のところは3枚、UKとマイク・オールドフィールドとキングクリムゾンを買い、下のフロアの知久屋で総菜を仕入れて帰宅する。

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*2005年10月08日:パキスタンで大地震


 速報では、犠牲者は数十人とか数百人とかの数字だが..ありとあらゆる大災害の速報の宿命であるが、数日中に、この数字は桁外れに大きくなってしまうはずだ。あの地域の住宅は「脆い石造り」という最悪の条件のはずなので、こんな数字で収まるわけがない..

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*2005年10月09日:寂しい街角


 朝刊によると、M7.6。犠牲者は数千人とのこと。この桁で収まれば良いのだが..

 浜松というのは概して散文的な街である。「素敵な店」も「素敵な街角」も、個別には存在しているのだが、「街」としてはどうにも取り留めが無く印象がまとまらない。とくに浜松駅北側を中心とする一帯は。

 典型的なのが「有楽街」で..ここはもう、なんといったらいいのかな [;^J^]。様々な店がつぶれては入れ替わった挙げ句、居酒屋とカラオケ屋ばっかになってしまった。辛うじて「文化的」な要素が残っているのは..楽器屋とアニメイトぐらいか [;^J^]。いや、私は居酒屋は(最近は滅多に行かなくなったとはいえ)好きだし、飲んで騒いだあとは丘に登る、ではなくカラオケに繰り出すのも悪くないと思っているが、「魅力ある街路」ではない、と言っているのである。

 特に、何とかしたい(何とかして欲しい)のが、「アクトタワー」の中の商店街である。そこを訪れるのが「辛くて」もう1年以上も行っていないので、今はどんな様子か知らないのだが..あまりに「寂しい」のである。

 まず、非常に手狭である。しかしそれは物理的な制約だから、仕方がない。ただ、狭いなら狭いで、テナントの組み合せ次第では「にぎわい」を演出できるはずなのだが..なんかもう、何も考えていないデパート風の取り合わせで、そうなると、店の少なさがハンディになるだけである。この「アクトタワー」は、駅のすぐそばとはいえ、奇妙に「町外れ」な印象があり、特別な魅力が無い限りそこまで足を運ぶ気になれないのだから、これではダメである。

 タワーレコードも入っているのだが(少なくとも2〜3年前にはあった [;^J^])、なんか手狭だし..私に言わせると、「狭いタワーレコード」など存在価値が無いのである。タワーレコードの魅力というのは「そこに行けばなんでもある」ことであって、それ以外には、無い。「ヴィレッジ・ヴァンガード」も撤退してしまったし..ほんとに、ここに来る理由が無いわ。

 まぁ、今ではアクトシティの「向こう側」の再開発が、かなり進んでいるし、街の中心の比重がそちら側に移ってくれて、結果としてアクトシティが改めて「中心的」な位置を占めれば、状況は変わるのかも知れないが..

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Oct 13 2005
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