*2000年09月18日:プレコミ3冊購入
*2000年09月19日:「スタバート・マーテル」手配
*2000年09月20日:とある魚屋の威勢のいい看板
*2000年09月21日:業務上、知り得た秘密..ではあるまい
*2000年09月22日:「君が代」について
*2000年09月23日:「酒とたたみいわしの日々」
*2000年09月24日:キャッチセールス、あるいは蜘蛛
*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*2000年09月18日:プレコミ3冊購入


 「3軒茶屋の2階のマンガ屋」の新着ページから先週月曜日に発注した、70年代の「プレイコミック」誌が、3冊届いた。手塚治虫と吾妻ひでおの初出誌調査用物件である。(国会図書館の、70年代の同誌の収蔵状況と言えば、1970/03/14号の次が、半年飛んで1970/08/08号。その次が、なんと10年飛んで1980/08/28号なのである。現代マンガ図書館は、これほど酷くはないが、それでも、70年代前半には欠落の大穴があいている。結局、この時期の同誌の調査をするためには、自分でコツコツ買い集めるしか無いのである。)

 手塚治虫の調査対象作品は「人間昆虫記」。70年5月から71年12月にかけて連載された作品だが、70年9月以降、飛び飛びにしか初出誌が閲覧できておらず、特に「浮塵子(うんか)の章」と「天牛(かみきり)の章」の境目が、これまでは、


浮塵子の章:118:プレイコミック:70/06/27,70/07/11,70/07/25,70/08/08,70/08/22,70/09/12 - 70/10/24 - 70/12/26
天牛の章:102:プレイコミック:70/09/12 - 70/10/24 - 70/12/26

 ..と、明確に出来ていなかったのであるが、今回、1970/09/26号と1970/10/24号を入手したことにより、


浮塵子の章:118:プレイコミック:70/06/27,70/07/11,70/07/25,70/08/08,70/08/22,70/09/12
天牛の章:102:プレイコミック:70/09/26,70/10/10,70/10/24 - 70/12/26

 ..と、明らかになった。「浮塵子の章」の初出データは、これで確定。

 吾妻ひでおの調査対象作品は「アニマル・カンパニー」。今回、1973/10/27号を入手したことにより、


アニマル・カンパニー:子供の教育とくいです:8:プレイコミック:1973/10/27 ※2

 ..を、


アニマル・カンパニー:子供の教育とくいです:8:プレイコミック:1973/10/27 ※1

 ..と出来た。ちなみに、


※1 初出時には、サブタイトルは無い。
※2 初出時には、サブタイトルは無かったと推測される。

 ..である。(もしかして、呆れてる? [;^J^])これでまた一歩、野望に、もとい、リストの完成度が高くなった。

 深夜、帰宅してから、「3軒茶屋の2階のマンガ屋」の新着ページの更新内容をチェックしていて、今度は同誌の1970/11/28号を発見。「人間昆虫記」の「天牛の章」の初出データを、さらに追い込める。即、発注である。

 ちなみに、このページから発注すると、丁度1週間サイクルになる。月曜日の夜に更新されるので、それをチェックして同夜に発注メールを送ると、火曜日の夜に、在庫確認した上での(送料込みの)金額通知メールが帰ってくる。水曜日に郵便振替で送金。それを先方で確認して発送するのが恐らく金曜日(か土曜日)で、これが月曜日の夕方に会社に到着。そしてその夜に..という、ループである。

 別の古書店(Y堂)にネット経由で発注した本が、1冊届かない。先方は6日に発送しているので、普通は8日に着くはずである。会社宛にしてもらったのだが、郵便事故か? 現在、郵便局に探してもらっているが、これまで(新本、古本、取り混ぜて、少なくとも)数百冊、郵送で購入しているのだが、こういう事態は初めてである。しかし、相手が玄人だったのは、不幸中の幸いであった。これが、ヤフオクなどで発注した素人との取り引きだと、話がこじれていたかも知れない。

*目次へ戻る


*2000年09月19日:「スタバート・マーテル」手配


 ヤマハ浜松店に、ロッシーニの「スタバート・マーテル」の合唱譜を発注する。今週末には入荷するとのこと。

 10月9日のお気楽オフのためである。実はミニチュアスコア(総譜)が欲しかったのだが、これだと海外発注になってしまい、オフには間に合わないので、断念した。

 このオフでは、ヴェルディの「スタバート・マーテル」も演奏するのだが、こちらは、合唱譜も総譜も海外発注だということで、オフまでの予習は不可能ということになった。まぁ、しゃあない。

*目次へ戻る


*2000年09月20日:とある魚屋の威勢のいい看板


「日本人は魚だ!」

「インスマウスじゃねぇっ!!」

*目次へ戻る


*2000年09月21日:業務上、知り得た秘密..ではあるまい


 細江郵便局から電話。例の、郵便事故?の件である。まだ見つかっておらず調査中、という中間報告であった。うーむ、社内のどこかで紛失したのかなぁ..

 社内のウェブをブラウズしていたのだが..とある業務用の掲示板の、各文書の右肩に、ボタンが並んでいる。「前文書へ」「次文書へ」..多分、私の見間違いだが、ボタンがもうひとつ見えた(ような気がする)。「怪文書へ」

*目次へ戻る


*2000年09月22日:「君が代」について


 ニフのFCLAのとある会議室で、オリンピックに関する話題が続いている。それも競技の話題ではなく、このフォーラムに相応しい、音楽の話題である。つまり、表彰式で奏される国歌(君が代)なのだが..ピッチが低いのではないか、というのだ。

 はっきりいって、キョトンとしてしまった。何やら、すごく問題視している人たちがいるのだが..問題意識を共有できない。というか、何を議論しているのか、理解できない。オロオロ [;^.^]

 まずもって、「君が代」の「調」が決まっている、という認識が、私には無かった [;^J^]。作曲家(の名前も知らなかった [;^.^])が、何調で記譜したか知らないが、“それはそれとして”何調で演奏しても構わないものだとばかり、思っていた [;^J^]。

 もうひとつ。「普段聞いているのと違う!」という主張に、吃驚した。何故、気が付く? いつ、聞いているんだ?

 NHKの番組終了時の「君が代」との違いに気が付いたのだとして..そういうのって、日常的に観たりする? [;^J^] どういう生活をしているんだ?

 ..いやまぁ確かに、テレビを(特に夜更けにはNHKを)つけっぱなしにしておく習慣のある人ならば、一日一回毎晩毎晩、「君が代」を聴き続けているのかも知れない。そりゃ、頭に(耳に)ピッチも叩き込まれるわな。(こういうのは、絶対音感の有無とは無関係に、記憶してしまうものなのである。昔の電子楽器メーカーの製造ラインでは、ピッチの調整のために、基準音(440Hz)を毎日聴き続けるために、このピッチだけ憶えてしまう、という“職業病”があった、と聞く。今ではこういうことは(あまり)無いと思う。現代のデジタル式の電子楽器は、ピッチ調整など不要だからである。)それと、(オリンピック以外でも)ある種のスポーツ番組では、「君が代」がしばしば演奏されているのかも知れない。

 なにしろ私は、もう何年間も、君が代を聴いていないのであった [;^J^]。(「君が代行進曲」とかの類は別として。)NHKの番組終了時の儀式なんて、何年どころか何十年も観ていないし、そもそもTV自体を、自宅で観ていない(というか、自宅にはTVが無い)。当然、スポーツ番組なんかは(実家に帰省していても)観ない。たまたま目に入って眺めることはあっても、それは試合の途中であればであって、表彰式なんぞに興味は無い..という生活態度だと、確かに、君が代を聴くチャンスなど、無いのであった。これは、「国歌・国旗の法制化」に関する議論以前の問題である [;^J^]。

*目次へ戻る


*2000年09月23日:「酒とたたみいわしの日々」


 年に数回しか立ち寄らない古本屋に立ち寄って、例によって後悔した。買う物が無いのだ。(それがわかっているから、年に数回しか立ち寄っていなかったのだが..ループして、どうする。[;^.^])

 なに、手ぶらで出ればいいのだが、(およそ30分近くにわたって)客は私ひとりしかいなかったし、どうにも引っ込みがつかないのである [;^J^]。なにか1冊、買ってやりたいのだが..ということで、読み捨て用に、「まぁ、それほどの屑でもあるまい」、と見当をつけて、初めて目にする漫画家だが「酒とたたみいわしの日々 1」(浜口乃理子、講談社)をレジに持っていく。

 ヤマハ浜松店で、ロッシーニの「スタバート・マーテル」の合唱譜を購入。浜松駅まで足をのばして、10月9日夜の「ムーンライトながら」のチケットを購入。いずれも、お気楽オフの準備である。

 帰宅してから「酒とたたみいわしの日々」を一読。これが、ツボ突きまくりのヒットであった。いや、私は、ここまで荒んだ生活はしていませんし、人間の屑でもありませんよ。今はね [;^.^]。読み捨て用の屑本を買ったはずなのに、ついついフトンの中で、再読・三読してしまう。あぁぁ、時間の無駄だ! こんなの熟読している暇は無いと言うのに..[;^O^]

*目次へ戻る


*2000年09月24日:キャッチセールス、あるいは蜘蛛


 浜松駅前の「フォルテ」というビルの地下ホールでは、しばしば入場無料の展覧会(等)が開催されている。「ミュシャ展」とか「ラッセン展」とかである。で、“無料”につられてフラフラと入り込むと、そこはしっかり「展示即売会」であって、販売員の美しいお姉さま方が、ピッタリと貼り付いて親身のサービス売り込んで下さる、という、嬉しいような嬉しくないような状況に追い込まれるのである。

 さて、本日、フォルテ前を通りすがる時、横目に見えた、本日の催事の看板。

 「2001 中部私立大学展(入場無料)」

*目次へ戻る *先週へ *次週へ


*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Sep 27 2000 
Copyright (C) 2000 倉田わたる Mail [KurataWataru@gmail.com] Home [http://www.kurata-wataru.com/]