*1997年04月14日:私が「いいひと。」を嫌う理由
*1997年04月15日:「デビルマン」と「火の鳥」
*1997年04月16日:人間ドックの気になる結果
*1997年04月17日:リブの不良、再発 [>_<]
*1997年04月18日:「たまぴっち」
*1997年04月19日:オズマ隊長/リボンの騎士(少女クラブ版)/火の鳥(少女クラブ版)/ハトよ天まで/人間ども集まれ!、調査
*1997年04月20日:都田川でバーベキュー
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*1997年04月14日:私が「いいひと。」を嫌う理由


 一度も読んだことのない「いいひと。」(高橋しん作のコミック)を、なにかしら“疎ましい”“厭わしい”ものとして認識しているのは..fj.rec.comics を読んでいるからだ。同様に、一度も聴いたことのない「大友直人」という指揮者の演奏を、二度と聴きたくないと思っているのは..ニフティの FCLA というフォーラムに参加しているからである。

 エヴァンゲリスト(伝道者、布教者)に恵まれなかった作品や芸術家を見舞う運命は、かくも不幸で不当なものである。「いいひと。」や「大友直人」にはなんの責任もないのに、ただただ、彼らのファンになると「あんな奴(人格・性格・言動に問題のあるエヴァンゲリスト)の同類になってしまう」というだけの理由から、忌避されるのである。

 だからこそ、エヴァンゲリストを自任する人間は、身を振り返らなければならないのだ。別に、清廉潔白・謹厳実直である必要は無い。アクや個性が強いのは、むしろ望ましいことだ。しかし、自分の“個性”が、自分が愛する人や作品に対する、嫌悪感の原因となっていることが理解できないようでは、論外なのである。

 コムロードから、リブがようやく直って来たという連絡が来る。無償。終業後、いそいそと引き取りに行ってみたら、キーボードの不具合("R" が入りにくい)については、キーボード組み立て不良ということで交換されていたのだが(逆に "A" の感触がおかしくなってしまったが、これは許容範囲内)、本題の、ディスプレイがチカチカする件については、「症状出ず」である。

 私の判断では、これは異物混入による、コネクタの接触不良なのである。それが症状出ず、ということは、キーボード交換中にゴミが落ちたのではあるまいか?

 街中まで出たので、久々に居酒屋E。これは有楽街にいくつかの店舗を持つチェーン店なのだが、だいぶ以前に、数軒が閉鎖された。その中のひとつの常連であった私は、これでEは全滅か、と思っていたのだが、実はいくつか残っていたのだった。この居酒屋は、うまい地酒を沢山揃えていることと、料理が美味しいこと、そして比較的割安であることが魅力だった。

 統廃合されたEのメニューは、以前よりもやや乏しく、特徴的な料理が減っていた。味も少し、平凡になってしまったようだ。しかしコストパフォーマンスは、相変わらず悪くない。これからまた、時々利用するか。

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*1997年04月15日:「デビルマン」と「火の鳥」


 講談社漫画文庫に「デビルマン」が入った。(全5巻中、第3巻まで発売。)既に「講談社コミックス」他、計2バージョン買っているはずだが、いずれも実家に置いてきているので、常備用に買い足す。やはり「デビルマン」は基本である。(まさかとは思うけれど、当然、読んでいるだろうね、そこのあなた。)

 同時に、角川文庫の「火の鳥 ギリシャ・ローマ編」を買う。手塚治虫の「火の鳥」については、全集があるからいいや、と考えていたのだが(全集版が決定版だと言う意味ではなく、逆に、どういう買い方をしても決定版にはならないから、という、冷めた判断なのである)、なんと、この「ギリシャ・ローマ編」には、幻の「黎明編(漫画少年版)」が併録されていたのであった。(さらに言うと、「ギリシャ編」「ローマ編」に先立つ「エジプト編」も収録されている。)これは表紙を見ても判らない。漫画文庫はビニ本(死語)状態なので、店頭では内容が判らない。明らかに商機を逸しているぞ、こらっ > 角川書店。手塚治虫MLで、このことを知るまでは、そういうことになっているとは、夢にも思わなかった。

 では、この角川文庫版(ハードカバー版も、内容は同じらしい)「火の鳥」(全13巻)が、決定版か。収録しているエピソードの数から言えば、それに近そうだが..

 そもそも「火の鳥」シリーズには“番外編”が多い。核兵器の犠牲者に対する認識に問題があって撤回された「羽衣編」オリジナルバージョンは、今後とも単行本に収録されるとは考えにくく、これのストレートな続編であって、僅か2回で中断された「望郷編」オリジナルバージョン(COM,COMコミックス版)も、今後とも日の目を見ることは、あるまい。「乱世編」にも、いったん描き始められたものの、掲載誌の廃刊で直ちに中断に追い込まれた、幻バージョン(COM版)がある。これらを(収録しないならしないで)きちんと位置づけないと、決定版とは言えないと思うのだ。未完のシリーズの“出来るだけ完全に近い”セット、というものを、どこまで追求するか、という思想(姿勢)の問題ではあるが..

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*1997年04月16日:人間ドックの気になる結果


 人間ドックである。今年は胃カメラではなく、バリウム飲んで「イ〜モ〜ム〜シ〜ゴ〜ロゴロ」である。どちらかと言えばこちらの方が嫌い。

 万事、少しずつ悪化。コレステロールと肝機能。6ヶ月後に再検査。ここまでは、まぁ織り込み済み(覚悟の上)と言うと、語弊があるが..予想外だったのは“眼”で引っかかったこと。視神経が萎縮している形跡があるという。この程度の“浅い”検査(眼底覗き込み)では、なんとも言えませんが..と言う医師の診断だが、とにかく一ヶ月以内に再検査。連休開けにでも。

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*1997年04月17日:リブの不良、再発 [>_<]


 ボイトレのあと、洋風居酒屋R。ここは突き出しのガーリックトーストが美味いのだ。BGMも照明も落ち着いているし、居酒屋にありがちな、学生やサラリーマンのばか騒ぎがないので、本当に気に入ってしまった。ワインのハーフボトル(900円)と料理を2〜3品で3000円内外、というのが、手ごろなコースである。

 ここでリブをパコパコとホームページのメンテをしていたら..う、また、ディスプレイのチカチカ(ピンク化現象)が。ショックを与えると発症し、ショックを与えると直る。やはり「症状出ず」で修理されなかったのが、間違い。たまたまその時、症状が出なかっただけなのだ。実際、戻ってきてから普通に使い続けて3日目で、再発したのである。再現できなかった東芝サービスを、一概には責められないが..

 しかし、まいったな。修理に出すと、一ヶ月近くかかる。それにまた、症状出ずになる可能性が、概算で97%。サブ機のT2150を、ゴールデンウィークに実家に持って帰りたくはないし。(リブで楽をしているため、昔は平然とハンドキャリーしていた、この3Kg超のノートブックを、持ち歩けない体になってしまっていたのだった。)

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*1997年04月18日:「たまぴっち」


 リブの不良の件で、秋葉原の東芝テクノセンターに電話。ここに持ち込むことにする。とにかく、サービスマンの目の前で症状を見せる必要があるのだ。連休中も、4月26日から28日までは、開いているらしいので、帰省する26日に秋葉に寄ろう。まず、その場で直してもらえるとは思うが(私の判断では、これはコネクタの接触不良であるから)、最悪、液晶の不良となると、預かりの上、一ヶ月かかる。この事態に備えて、サブのT2150も、ぶら下げて帰る必要がある。となると、書籍類はあまり持ち歩けない。こちらは宅急便か..とにかく、それまではリブをだましだまし使うか、T2150に再度切り替えるか..

 ま、それはそれとして。

 「たまぴっち」というのが、6月に発売されるという。もちろん、バンダイの製品。「たまごっち」の後継機というか関連製品である。(しかし私は、いまだに「たまごっち」の実物を見たことがないのだった。)

 要は、たまごっちとPHSの合体モデルなのだが、コミュニケーション機能を生かして、自分のたまごっちを友達の所に遊びに行かせたり、病気のお見舞いをさせたり出来るところが、ミソ。この発想は、実に素晴らしい。PHSとしての基本機能も(32K対応など)しっかりしている。

 問題は、価格だけだ。4万5000円。たまごっちは、1980円だからこそ、大ブレイクしたのであるが..

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*1997年04月19日:オズマ隊長/リボンの騎士(少女クラブ版)/火の鳥(少女クラブ版)/ハトよ天まで/人間ども集まれ!、調査


 7時14分のひかりで、国会図書館へ。

 まず、「オズマ隊長」の、単行本未収録の「第15話(最終話)」の後半のコピーを手配する。これでようやく、「オズマ隊長」のチェックが終わった。新聞閲覧室では引き続きサンケイ新聞の調査。「ハトよ天まで」のチェック開始。存外はかどる。あと一日強か。

 「少女クラブ」誌を片づける。「リボンの騎士(少女クラブ版)」「火の鳥(少女クラブ版)」、ともどもチェック完了。例によって(もちろん)欠号等あり。

 懸案だった「漫画サンデー」誌に取り掛かる。(「一輝まんだら」等、一部の作品の調査は先行していたが。)「人間ども集まれ!」から。肝心な部分が欠号だったりして頭が痛いところだが、いつものことだ。惜しいところで調査終わらず。次回はこれを片づけてから、同誌でのもうひとつの大型連載「上を下へのジレッタ」を調べる予定。

 渋谷に出て、カワイ楽器でスコアを2冊。ヴェルディの「レクイエム」の合唱スコア。それと、ベルリオーズの「幻想交響曲」「イタリアのハロルド」が一巻に収録されたドーバー版。ヴェルディは次回の、お気楽オフ用。ベルリオーズについては「幻想交響曲」のスコアの異版が欲しかった、と言うことだ。この曲のスコアは「新全集版(の別刷り)」等、いくつか所有しているし、大体これで用は足りているのだが、最も信頼の置ける版(この場合は「新全集版」)だけ持っていれば済む、とはいかないところが、やっかいでもあり、面白くもあり。第2楽章に(「新全集版」には記載されていない)コルネットのパートがあるのは、このドーバー版(だけ?)なのである。

 タワーで「炎の天使」(プロコフィエフ)のLDを買い、19時7分のこだまで帰宅。

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*1997年04月20日:都田川でバーベキュー


 会社の近くの都田川の河原で、朝からバーベキュー。新入社員歓迎を兼ねた、部署の催しである。昨日から雨模様だったのだが、綺麗に晴れた。

 料理して、飲んで、食って、喋って、昼寝するだけである。極楽極楽。

 「蓬莱泉」という酒を飲む。グレードは低いのに、この旨さ。要チェックだ。

 少し日焼けをして、帰宅。まだ宵の口だが、心地よく酔っているので、ひと眠り。起きたら21時過ぎ。ここでいい気になって起きていると、完璧に昼夜逆転。たいして眠くも無いのに眠り直して、23時、2時、4時、5時、と、目を覚まし続ける。素直に起きているべきであったか。

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*解説


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Apr 23 1997 
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