三つ目がとおる 13

*貝塚の怪

 例によって無邪気なバンソウコウ写楽が、校庭から古い貝を掘り出した。それも、尋常な数ではない。そこで生徒一同駆り出されて掘り返してみたら..出るわ出るわ。貝だけではなく、奇怪な形状で材質も用途も不明の「器」が、山ほど。TVの取材。政府から発掘補助金。大臣がその「器」を手にとって見ていたら、何故か腹に張り付いた..

 この「器」には、手近なものに貼り付く性質があるのだ。女の子のスカート。スカートめくりをしているエロ烏の腹。そして..写楽の額。無理矢理「器」を剥がした勢いで、写楽の額のバンソウコウも剥がれてしまう。

 三つ目の写楽は、「器」と共に発掘された看板の、古代文字を解読して、大笑い。ここはかつての、三つ目族の刑務所。この訳の分からない「器」は、死刑囚を処刑するための道具だったのだ。どうやって? これを貼り付けておくと、その死刑囚が何か腹黒いことを考えたとき、脳波に通じて爆破装置が作動するのだ。例のエロ烏は、女生徒のスカートの中身に劣情を催して、「器」に爆破されてしまう。

 写楽は生徒たちに催眠術をかけて、「器」を一つ残らずトラックに積ませ、運転しながら、これをどのように悪用しようか、邪悪なアイデアを練るが、和登サンがその写楽の頭に、「器」を貼り付けてしまう。これ以上悪いことを考えた瞬間に、ドカーンである。動き(思考)を封じられた写楽は、あっけなくバンソウコウを貼られ、和登サンはトラックごと、「器」を海に沈める。もう安心..と思ったら、ひとつ残っていた! 大臣のところだ!

 その大臣が、この「器」を国民には内緒でアメリカ政府に売って大儲けをしようと、腹黒いことを考えた瞬間..

 ごく平均的な作例。大臣を吹き飛ばすオチは、伏線が足りない。

*キャンプに蛇がやってきた

 バンソウコウ写楽と3人の級友、計4人でキャンプである。写楽は数日分の米を全部炊いてしまった。おにぎりにしても保存がきくものではないので、明日以降は、一気に食糧危機である。仕方がないので、ふたりが近所の別荘に、米をわけてもらいに行くが..

 異様に蛇の多い霧の谷の底。ひとけの無い廃虚のような別荘を発見したふたりは、中に入ろうとして大蛇に襲われ、ほうほうの体で写楽たちのところへ逃げ戻る。

 食糧の調達もままならず、途方にくれる一同のテントを訪れる足音! なんとも場違いな、美女ふたりである。別荘に落としてきた定期入れを届けに来たのだ。彼女らは、あの別荘にいたのだが、声をかける暇も無く、少年たちが逃げ出してしまったというのだが..大蛇に出会ったふたりには、信じられる話ではない。何故か写楽ひとりがもてて、美女たちに別荘に誘われる。残る3人も、置いていかれては沽券に関わるので、ついて行く。

 霧が晴れている。荒れ果ててもいない。ふたりの美女の父親という謎めいた男もいる。さっきは、人の気配など、全くなかったのに。

 写楽が娘たちと庭のブランコで遊んでいる間に、謎の男は、この部屋で蛇の大群を見たんだ!という少年たちに、以下のような話をする..

 かつてこのあたりに、旅客機が墜落した。70人の乗客と、そして実験動物として運ばれていた、インド産のヨコシマハブ300匹と共に。墜落した原因は不明。パイロット、サブパイロットが、突然気が狂ったようになったことは判っている..そして蛇の死骸も、100匹分しか見つからなかった..

 日が暮れてきた。庭の外側からは、無数の蛇が這い寄ってくるような音がする..写楽と共に庭にいる娘たちの様子がおかしい。明らかに..蛇女だ! 4人の少年たちは、別荘内に閉じ込められる。

 筋書きどおりだったのだ。この男は、かつては人間も持っていたに違いない、動物のもつ鋭い霊感や超能力を、人間が取り戻すことはできないものか、と、考えているのだ。なかでも蛇には、蛙を金縛りにしてしまうことからも明らかなように、強い動物霊能波(オーラ)が備わっている。それでも一匹のオーラなど小さなものだが、集団が同時にオーラを出せば..あの飛行機事故は、蛇の集団のオーラが、パイロットを狂わせた結果なのだ!

 男は、オーラを刺激するために開発した特別な興奮剤を、窓の外の庭を埋め尽くしている蛇に、投げ与える。彼の娘たちは、ある時間がくると、精神を蛇に支配されるのだ。その他の人間でも実験したい..どうやら彼自身、既に被験者であるようだ。絵に描いたようなマッドサイエンティストである。少年たちは、無論、反撃して逃げようとするが、4人のうちふたりは、ただちに蛇たちのオーラに仕留められ、楳図かずお顔になってしまう。写楽は、台所で調理をしている(既に蛇女状態の)娘たちにちょっかいを出して、額に油を浴び..バンソウコウが剥がれた!

 三つ目の写楽のオーラに、蛇女ごときが敵うわけがない。ひと睨みでふたりを撃退して居間に戻り、男を倒す。窓の外には蛇の大群。写楽はTVの部品でメカを作ると、3人を率いて、別荘からの脱出を敢行する。

 霧の草原の中、いっせいに襲いかかる200匹の蛇! 迎え撃つメカの光線! これは貪食本能を興奮させる装置だ。蛇たちは共食いを始め、他の蛇を飲んだ蛇をさらに飲み..8匹が4匹に、4匹が2匹に..とうとう風船のように太った一匹になって、写楽に池の中に蹴り落とされる。

 翌朝、山のように余っているおにぎりを前に、キャンプの撤収をする4人。はずみで貪食光線を浴びた写楽は、おにぎりを貪り食う。

 整理が行き届いておらず、ごちゃごちゃした印象を受ける。オチへの流れも悪い。もっと本格的な“恐い”怪談に練り上げることも出来た素材だと思う。惜しい。

*イカヅチ山が泣いている

 その岩山の中からは、鈍く太鼓を叩くような地鳴りが聞こえてきた。大昔から、ときおりこの音は聞こえてきたらしい。だから通称イカヅチ山。

 和登サンは、ぐずる写楽(バンソウコウバージョン)の手を引っ張って、この山に来ていた。何故なら一昨年の夏の野外研修で、写楽は持ち歩いていた和登サンのパンティを、イカヅチ山の岩のすきまに落としてしまったからだ。名前入りである。もうすぐ調査団が入る。彼らに発見される前に回収しないと、満天下に恥を晒す。

 強い震動を伴う地鳴りが鳴り響くなか、和登サンは写楽に強引にザイルを結ぶと、岩のすきまから降ろす。しかし写楽はザイルから抜け落ち、救出のために降りていった和登サンも転落する。岩の底で、頭を打って気絶していた写楽。服が焦げている。ザイルが閃光と共に切れて落ちてきたが、これの切断面も焦げている。そして和登サンの目の前に、巨大なタンクのような建造物が..!

 近づくと電撃が飛んでくる。背に腹は変えられず、和登サンは写楽のバンソウコウを剥がすと、写楽はひと目で、発電機だと見破る。恐らく数千年昔の、地熱か太陽熱を電気に変える装置なのだ。あるいは三つ目人の遺跡かも知れない。

 脱出計画だ。正規の通路である横穴を探し当てたが、落石で埋まっている。そこで、和登サンの手荷物で爆弾を作り、和登サンが所持していた動物性の細い糸を強引に調達して導線を作り、発電機の落雷で点火して、見事に出口を爆破。脱出に成功。イカヅチ山全体が陥没してしまったので、発電機もオシャカだろう。動物性の細い糸とは、和登サンの髪の毛であった。和登サンは名前入りパンティは拾われなかったものの、坊主頭を報道陣にさらすことになった。

 凡作である。単に和登サンの頭髪を毟りたかっただけのように見える。[;^J^]

*魔術師

 神秘の三つ目が売り物の、魔術王ガランプッタの魔術ショー。和登サンはバンソウコウの写楽を連れて、彼の楽屋を訪れる。三つ目人の子孫かも知れないからだ。彼はもちろん、本物の三つ目だと主張するが、和登サンによってバンソウコウを剥がされた写楽は、ただのインチキ、作り物の目だと見抜く。

 侮辱されたガランプッタは、写楽に魔術合戦を挑む。それは箱抜け。本来ならば、象の大群に箱を踏み潰させ、その一瞬前に脱出するのだが、日本にはインド象の大群などいないので、巨大なローラーで潰すのだ。

 荒れ果てた埋め立て地で、勝負が始まった。和登サンの電話で犬持が駆けつけたが、とき既に遅し。ガランプッタは見事に箱から脱出してみせたが、写楽は抜けられない。迫るローラー! 箱が潰れ始めて、恐怖で理性が吹き飛んだ写楽は、ローラーの運転手をはじき飛ばして、箱を破って出てくると、超能力で鎖を切り、箱もローラーも吹き飛ばしてしまった! 恐怖のあまり、超能力のボルテージが上がったのだ! 火事場のバカ力だ! 危険だ!

 現場を離れようにも、自動車をことごとく破壊されるなど、手におえない。写楽は近くの廃屋の中に逃げ込み、陣取っている。なんとか取り押さえなくては..責任を感じたガランプッタは、自分がバンソウコウを貼ってみよう、という。もちろん彼は三つ目人では無い。彼の額の“目”は、ただの飾りである。彼はプロの魔術師だ。魔術王の技を駆使して、写楽の超能力を出しぬいてみせよう..

 トリック(囮の車)を用いて、必要な資材を入手したガランプッタは、ギョッとするような仮面の模様を描いた風船をぶら下げた鳩の一群を廃屋に飛ばし、驚く写楽が風船を破裂させる様子から、写楽が隠れている位置を推測すると、写楽が風船に気を取られているすきに廃屋に潜入し、水道に小細工を仕掛ける。写楽はペンキ入りの風船をはじき飛ばして、目潰しをくらってしまい、その水道で顔を洗うと、蛇口からはトリモチが。布で顔を拭いたために、見事に三つ目は隠れたのだった。

 惜しい。「写楽の“本物の超能力”」対「魔術師の“タネも仕掛けもある手品”」の勝負で、しかも、手品が勝つ、というのは、面白いアイデアなのだが、後半、写楽が“恐怖で切れた”ようには、見えないのである。理性を失っているようにも見えず、超能力の威力も、普段とさほど異なるようでもない。「鉄腕アトム:地上最大のロボットの巻」で、アトムが天馬博士に(10万馬力から)100万馬力に改造されたときのような、制御不能の暴走状態の迫力が、欲しかった。

*スマッシュでさよなら

 和登サンは、町で駄盤(ダーバン)という長身の美形に声をかけられ、ひとめぼれしてしまう。二学年上の高校生で、テニス部長だ。お邪魔虫の写楽と、テニス部を見学。そのあと喫茶店でナンパされ、交際を始めてしまう。

 和登サンが会ってくれなくなり、傷心の写楽は、テニス部の連中にスマッシュの練習の標的にされる。一方、和登サンは、駄盤に誘惑されかかるが、彼のかつての女に、オモチャにされるよと忠告され、駄盤の正体を知って危うく逃れる。

 コテンパンにのされていた写楽。駄盤の命令で、邪魔者だからと痛めつけられたことを知った和登サン。傷の治療中にバンソウコウが剥がれたまま飛び出していった写楽は、三つ目となって、駄盤に挑戦。もとより写楽の敵のわけがない。駄盤はテニス部員ともども、マジックボールや巨大ラケットで嬲られたあげく、写楽を追ってきた和登サンに、張り倒される。

 反省した和登サンは、写楽に命じられるまま、風呂場で全裸になって体をまかせる。湯船の中で、背もたれになっただけだが。

 これが、最終エピソードなのである。大規模な長編エピソードをいくつも含む、長期連載の最終回としては、ちょっと唖然とするほどの呆気無さであるが、作者には未練があったらしく、連載再開は無理でも、後日譚や外伝といった形で描き継いで行きたかったらしい。(それは実現されなかったが。)だからこそ、敢えてこのような、なんの工夫もない話で(いったん)筆を置いたのであろう。

*ようこそ墓あらし(原題 墓あらし)

 スケバングループに呼び出された和登サン。墓荒らしをするから、バンソウコウを剥がした上で写楽を貸せ! ..人質の写楽にナイフを突き付けられて脅迫されてはいかんともし難く、和登サンはバンソウコウを剥がす。三つ目の写楽は(案の定)墓荒らしに乗り気で、現場(古墳)を視察した上で、翌晩決行、とスケバングループに指示を出す。

 何故、写楽を仲間に引き込んだのか。墓あばきにつきものの呪いが、恐いからである。祟りよけに写楽を使うのだ。写楽が墓荒らしをして、それを見ていた彼女たちは宝だけ持っていく。祟られるのは写楽だけだ..

 翌晩、写楽は奇怪な穴掘り機(墓荒らし用)を持ってくる。上記のスケバンの思惑など、先刻承知なのであって、写楽としても、祟りよけに穴掘り機に墓荒らしさせるのだ..穴掘り機は見事に玄室を掘り当て、その窓から覗き込んだ写楽とスケバンたちの目の前には、骸骨が。そして骸骨は起き上がる!

 胆を潰して逃げ出したスケバンたち。高笑いする写楽。ただのオモチャなのである。昨夜、一足先に発掘して、仕掛けておいたのだ。スケバンたちの取り分を、全部いただくためである。金目のものを回収し終えた写楽だが、何故か穴掘り機が止まらない。勝手に穴を掘ると、写楽を叩き込んで、首だけ出して埋め終えると、自壊した。

 心配してあとをつけてきた和登サンは、手も足も出ない写楽の額にバンソウコウを貼ってから、救出する。それにしても、なぜ穴掘り機が暴走したのか..これが呪いってわけ?

*浦島太郎の遺産

 浦島家の当主の老人から、家宝の亀甲の破片を預かった須武田博士。それに刻まれた古代文字の断片を、写楽に解読させて欲しい、という申し入れなのである。須武田博士は一応預かる。退出する彼の邪魔をする、和服に兜で顔を隠した、気が触れていると思しき、当主の姪のマキ。

 さっそく亀甲の祟りである。須武田の車の壊れたブレーキ。写楽に見せるべく預けた犬持邸では屑篭が燃え、額縁が落ちる。犬持は、バンソウコウの写楽に託して、この物騒な亀甲を、須武田博士に返しに行かせる。その写楽をも、工事現場から落ちる鉄材や蓋の開いたマンホールが襲うものの、無邪気な写楽は気がつかない。サングラスに口髭の怪しい男が、亀甲を奪おうとするが、写楽は彼に贋物をつかませて逃げ切る。

 須武田邸についてみれば、待っていたのは博士ではなく、博士の研究室の者のだと名乗る、怪しい青年。彼もまた、写楽に睡眠薬を盛って眠らせ、亀甲を奪おうとするが、写楽は道中に隠してきていたのだった。縛り上げて監禁していた須武田博士も現われ、青年は、段取りがまずいと退散する..

 ..浦島邸で、ここまでに現われた怪しいキャラが勢揃いする。当主。マキ。サングラスに口髭の丈二。須武田博士を襲った青年、六平。全て、浦島家の一族。浦島家の生き残りの全員なのだった。

 浦島太郎の伝説。彼が行ったのは竜宮城ではなく、琉球(沖縄)であり、琉球の王宮で働いて財を成し、老人になってから、財宝と共に日本に帰ってきたのだという説がある。浦島家に伝えられていたのが、その宝のありかを記しているという亀の甲羅であり、浦島家の子孫たちは、これを奪い合って、めちゃめちゃに割ってしまい..そして代々、この甲羅の破片をめぐって争い、殺し合いを続けてきたのだ。生き残りは4人。主要な破片は3片。

 もう争いはやめて、手を組もうではないかという、当主の提案である。無論、丈二も六平も疑心暗鬼である。マキは気が触れていて、話にならない。そうは言っても、3つの破片を持ち寄らなければ、宝のありかは判らない。1枚は、当主が須武田博士に預け、丈二と六平が奪い損なって、今は写楽が持っている。もう1枚は、六平が持っている。3枚目は..丈二は持っていない。マキか? 気が触れているマキが、隠しているのか? いつのまにか姿を消したマキを追う、丈二と六平。

 その頃、須武田博士は、写楽が隠しておいた亀甲の古代文字を、写楽のバンソウコウを剥がして、解読させていた。さすがの写楽も、この破片だけでは判らない。他の破片と合わせてみなければ..そこで、ふたりは浦島家に乗り込む。狙われているのは承知の上である。ところが邸内の様子がおかしい。写楽は土蔵の地下室で、丈二の死体を発見。さらにその下に隠された地下室の中には、女のミイラ化した死体。彼女のものと思しき行李の中には、亀甲の破片が! 一方、須武田博士は当主の死体を発見し、亀甲を奪われて後頭部を殴られ、気絶する。

 庭で相談している、六平とマキ..いや、この兜の人物は、マキではないのだ。彼は、マキがいつも兜をしているのを幸い、マキに化けて浦島家に潜り込み、邪魔物をひとりずつ殺してきたのだ。マきを飢え死にさせたのも、彼だ。元から六平が持っていた破片と、浦島家の当主が須武田に預け、これを最終的に贋マキが奪い取った破片が、ここに揃った。

 そして、3枚目を携えて、写楽が登場する。六平も贋マキも写楽の敵ではなく、超能力で叩きのめされ、破片を奪われる。3枚そろえた写楽は解読に成功する。この地所の奥の巨木の底だ。写楽は穴掘りメカを作って、巨木の底を掘りまくって大量のカメを発見した。浦島太郎の財宝だ!

 しかし、その中に入っていたのは..黒いゴミばかり。気絶から覚めた須武田博士は、これはケシの実の汁をかためたもの(の残骸)である、と鑑定する。むろん、もはや使い物にならない。

 これが、浦島家が琉球から持ち帰ってきた財宝だったのだ。浦島太郎は、アヘン密輸業者だったのだ。

 呆然とする一同の上に、根を切り刻まれた巨木が倒れ込み、六平と贋マキは下敷きになって死ぬ。巨木は(全員死に絶えた)浦島家の邸宅をも押し潰し、火災が発生する。須武田博士は、写楽の隙をついてバンソウコウを貼ると、ふたりして逃亡する..

 兜を被った贋マキが、最後まで素顔を見せないのが、そこそこ効果的ではある。「そこそこ」というのは、どのみち、その他大勢的小物であることが明らかだからだ。これが、このエピソードの印象の薄い点である。

 どうにも、軽い。作中で写楽が言うとおり、横溝正史風の道具立てと展開なのだが、少しもおどろおどろしくならない。前後編で40ページの作品だが、これは200ページクラスの長編に膨らませれば、コクが出ただろう。もっとも、短編だからこそ、露骨なパロディをする気になったのかも知れないが。


*手塚治虫漫画全集 113


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jul 16 1998 
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