このエピソードは、ここまでの話の流れとはなんの関係もなく、「原作:手塚治虫、絵:池原成利」である。(従って、多くの資料では、この回は手塚治虫の作品リストから外されている。)
逃走中の銀行強盗は、二手に分かれる。金を持って逃げた兄貴分はつかまるが、金は行方不明。捕まる前に隠したのだ。しかしそれがどこだかは判らない。子分たちは、ワンサをさらい、彼を使って金を探そうとするが、ワンサが掘り出したのは10円玉。仲間のノラ犬たちは町中で悪さをして、人間たちを(ワンサが幽閉されている)銀行強盗たちの隠れ家に誘い出し、強盗たちを捕まえさせる。ワンサは盗まれた札束を持ってくる。どこに隠されていたのか、最初からお見通しだったのだ。ノラ犬たちには、ご褒美のご馳走。目出度しめでたし。
この最終回(この号で、掲載誌が廃刊になった)は、ストーリーはともかく、絵の水準が(別人だと承知していても、なお)相当低い。
Last Updated: Jun 23 1997
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