ガムガムパンチ:(無題)

 田舎のおばあちゃんから、学校を一度見たいから、来週訪問するよ、と手紙がくる。大喜びするパンチとピンコ。おばあちゃんは、おこづかいをたくさんくれるからだ。しかし間の悪いことに、学校は流感でお休み中なのである。

 おこづかいを半分もらう約束で、ガムガムは学校を作る。が、なかなかまともな生徒や先生を作れない。そこへおばあちゃんがやってきた。パンチが答えを間違えても、正解!と誉めるだけの、出鱈目な授業(パンチ以外の生徒も先生も、全てガム製なのである)に、目を回す。

 寝込んでしまったおばあちゃんに、インチキでした、と謝るパンチ。正直で偉い、と誉めるおばあちゃん。御褒美のおこづかいは、貯金にいれられてしまったが。

 というわけで、ガムガムに半額やるという約束は、反故。ガムガムはおばあちゃんの大群を作って、パンチを叱らせる。


*「手塚治虫作品集6 児童まんが1」(文民社)
*「ほるぷ版 手塚治虫選集17」(ほるぷ出版)


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Sep 23 1996 
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