パンチが、道端にガムを捨てて博士に叱られているところに、暴走車が突っ込んで来る。グランプリ・レーサーのロックである。騒がせたなとばかりに、金をばらまいて走り去る、嫌な奴だ。パンチは、ガムの車でレースに出場し、ロックを負かしてギャフンと言わせることにする。そのために、1時間、形態を持たせる薬を、ガムの車に注射する。
レースが始まった。ロックの車は、イガグリをばらまいて後続車をパンクさせ、ノコギリ円盤を発射して、先行するガムの車をまっぷたつにぶったぎる。ピンコは、急速に膨張する超巨大カーをガムで作り、その先端はロックの車を追い抜き、一気にゴールイン!(ただの1メートルも“走って”はいないのだ。同類の手段で超光速を得る、という、馬鹿な(誉め言葉)SFがあったと記憶する。[;^J^])
ロックは腹いせにトロフィーをひったくるが(そんなことをして、なんになる。[;^J^])、ガム製のトロフィーであった。
Last Updated: Sep 13 1996
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