ガムガムパンチ:(無題)

 ガムガムパンチの第二系統の最初の話。

 ガムガム博士にガムをもらったパンチとピンコ。パンチは怪獣を、ピンコはパパを作る。ガムを半分こにして、それぞれふくらませると、出来たものも、前半分だったり、後ろ半分だったり。また、ガムの種類によって、出来るものも違うのだった。戦闘機やラクダや車の後ろ半分が、どんどんつながって..

 そこへ悪者登場。ピンコをだましてガムを奪い、ヘリで逃げ去る悪者を、パンチは下半身にジェット機の後ろ半分をくっつけて追跡する。(このスピード感は素晴らしい。)それを知ったガムガム博士は、大慌て。なぜならガムで出来たものは、10分たつとガムに戻ってしまうからだ。博士は鳥を作ってそれに飛び乗り、ヘリとパンチを追跡し、ヘリの上空にガムの雲を作ってガムの雨を降らせ(想像するだに鬱陶しい、[;^J^])、ヘリを絡めとる。悪者はガムのパラシュートで脱出するが、博士の鳥ともども、全てはガムに戻り、地上に落ちてぐっちゃぐちゃ。


*「手塚治虫作品集6 児童まんが1」(文民社)
*「ほるぷ版 手塚治虫選集16」(ほるぷ出版)


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Sep 13 1996 
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