多少いかれた格好の、アメリカのガムの神様があらわれて、パンチとガムンに、日米ガム合戦を挑む。
ひたすら相手よりも大きな怪獣を作る、ガムンとアメリカのガムの神様。ばかばかしい、役に立つことを比べたら！と、ピンコ。「やくにたつこと。そりゃむずかしいね」と困惑する、アメリカのガムの神様とガムン。（困るなよ。[;^J^]）おりしも台風。ガムの力で、台風から町を守ってよ、と、ピンコのリクエスト。
アメリカのガムの神様は、超巨大怪獣を作って（怪獣を作るしか技が無い。[;^J^]）、台風を飲み込ませようとするが、怪獣は破裂してしまう。パンチは、超巨大コウモリ傘を作って、町を覆う。
降参した、アメリカのガムの神様。実は彼も、ガムだった。
一見、単純な技くらべパターンだが、ガムの被造物がガムの神様を僭称し、ガムの魔力をふるっていた、というオチは、実は結構底が深い。
「手塚治虫作品集６ 児童まんが１」（文民社）「ほるぷ版 手塚治虫選集１６」（ほるぷ出版）
倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Sep 12 1996
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