元ネタは、フランスのSFでのちに映画化された「ハエ」であるとの告白。もう少し詳しく述べると、オリジナルは、
蠅(The Fly (La Mouche))(1957 以前)George Langlaanと言う小説。これの映画化が、
The Fly(20世紀フォックス映画)(1958)再映画化が、
Return of the Fly(20世紀フォックス映画)(1959)手塚治虫版が、
鉄腕アトム・透明巨人の巻(1960)最近の再映画化が、
The Fly(リメイク版)(年度その他不明 [;^J^])作者の証言にある通り、オリジナルの小説、あるいは1958年度の映画の影響を受けているのは明らかで、例えば“しくじって、裏返しで電送してしまう”と言う小技のネタも共通している。(オリジナル版ではカップ、「透明巨人」では書籍。)
ついでながら、リメイク版 The Fly が「透明巨人」の影響を受けている可能性は、かなり高いのではなかろうか? と言うのは、最後に電送機と混じってしまう科学者の姿が、「透明巨人」の最後で実体化する、花房理学士の姿と、そっくりだからである。
Last Updated: Aug 15 1996
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