三つ目がとおる:舌をだすな!

 猪鹿中学の教務主任、野良休三(ノラキュラ)。彼は、写楽が潰した「金狼会」を育てた男である。ある日、舌を出した写楽に、罰として“額のバンソウコウを剥がして”それで舌を出したまま口を固定してしまう。(知らぬこととはいいながら。[;^J^])

 この学校は、ベロ出し厳禁なのであった。大先輩の井奈折代議士が、「二枚舌」のあだ名故、ベロが嫌いだからだ。井奈折は、地元に20メートルの観音像を作ろうとしている。完成は一週間後。

 和登サンは須武田博士に相談し、舌を出すのはアジアの諸民族では、むしろ宗教的な儀礼であることが多く、少しも悪いことではないのだ、という裏を取って、写楽に、報復しよう!とけしかける。もとより写楽は、そのつもりであった。

 写楽は観音像に仕掛けをかまして、序幕式で、二枚舌を出させたりアカンベーをさせたり、散々な狼藉を働かせる。井奈折も制作指揮のノラキュラも信用は地に墜ち、お互いに責任をなすりつけあうばかり。

 軽いエピソード。宗教的儀礼云々は、「三つ目がとおる」の一エピソードとしての、レゾンデートルの主張であろうか。[;^J^]


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Aug 13 1996 
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