葛山二郎「赤いペンキを買った女」


 弁護士の論説の迫力と説得力。それを見事にひっくり返す、とってつけた様などんでん返し。タイトルが、唐突かつ全く必然性の無い結末を記述している点から見ても、一種のパロディ又は逆説であることは間違いあるまい。

*現代推理小説大系8 短編名作集 講談社


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jul 15 1995 
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