H・G・ウェルズ「塀についたドア」


 現実から遊離(逃避)した楽園への扉。人生において、度々その扉をくぐるチャンスに出会いながらも、現実の人生を選んで、常に素通りしてきてしまった、その悔恨。しょうもない扉を(誤認して?)くぐり、転落死するという結末。さほどの傑作ではないが、記憶に残る作品である。

*『タイムマシン』岩波文庫


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jul 15 1995 
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