[嫌いな現代音楽 4]

「林にて」近藤譲



 これを「嫌い」と断ずるのはアンフェアかも知れない。ただひたすら“つまらない”のである。本稿を書くために5回ほども聴き返してみたし、作品ノートも何度も読んでみた。が、この作品の存在理由が、ついに私には判らない。メタ・オーケストラ作品らしいのだが、それにしては音楽的だし、音楽かと思って聴いてみると、リズムも和声も音色も展開も、まず、これ以下はないであろうと断言できるほどに、単調あるいは同案多数。こういう無害無益な作品が、現代音楽嫌いを増やしているのではなかろうか?

*Camerata 32CM-190 “民音現代作曲祭 '90”


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jul 13 1995 
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