[嫌いな現代音楽 1]

「和洋楽器のオーケストラと混声合唱のための『夢路』」篠原眞



 これは一体なんなのさ。[;^J^] 作品ノートから引用すると、「日本という国のイメージを音楽として全体的に捕えてみようと試みました。/日本独自の豊かな自然と文化の中からこの国を最も良く象徴していると思われるもの、すなわち、雅楽、神社と花盛り、仏と声明、能、富士山、竹林、箏、庭園、文楽、歌舞伎、祭、大相撲、童謡を選び出し、それらを短い音楽の断片に作って繋ぎました。」

 この浮き世離れした感覚の作曲意図を読んだ時点でぶんなげれば良かったのに、購入したCDは必ず2回は聴くこと、という法律で自らを律している私は、この、駄作ですらないコラージュを聴いてしまった。終盤の「ひが〜〜〜し〜〜〜〜〜〜、あけ〜〜〜〜ぼ〜〜〜〜〜の〜〜〜〜〜〜〜」の脱力感たるや、比類が無い。これらの「短い音楽の断片」の接続の音楽にも、ほとんど存在感がない。一応トーンクラスターしていたりするのだが、無意味である。

*Camerata 32CM-268 “民音現代作曲音楽祭 '92”


MASK 倉田わたるのミクロコスモスへの扉
Last Updated: Jul 13 1995 
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